ISTJの自己分析/MBTIへの不満 2023年3月【7】
私はISTJなのか?
今回はMBTIの話をします。私は公式セッションも受けていない、ただの愛好者です。ご了承の上、お読みください。
MBTI好きの間で有名な「16Personalities」というサイトで自己診断をおこなうと、だいたいISFJになります。
2018年10月から数ヶ月おきに、これまで14回やってみました。そのうち7回がISFJでした。次に多いのがISFPで6回。あとはINFPとISTPが各1回です。でも自分ではISTJではないかと思っています。
ISTJの主機能はSiです。過去のことをよく覚えていて、それを踏襲することを好みます。そこから、伝統を大切にし、ルールを忠実に守る性格が形成されます。
第二機能はTe。合理的な意思決定をします。第三機能はFi。自分の好みを第一とします。そして第四機能はNe。未来を見通します。
前例を好んで合理的。時に個人的な価値観が顔を出す。未来を見通す力は乏しい。これが典型的なISTJです。
ルーティンワークをコツコツとこなす。言われたことを言われたとおりに遂行できる。ただしイレギュラーなできごとには弱い。そんなタイプです。
私自身もそんな感じです。ただ時間を守ることは不得意です。守ることは守るのですが、強いプレッシャーを感じます。約束があるだけでナーバスになります。
だからISTJではないかもしれません。あるいは機能がうまく働いていないISTJという可能性もあります。
学校や会社における私はISTJだ思います。ルールや指示に忠実に従います。ただ私生活においては、計画にしばられることにストレスを感じ、何の予定もないことに心地よさを覚えます。どこにも出かけず、家でゴロゴロと、野放図に暮らすことが幸せです。
もし私がISTJだったら、そのような暮らしを好むだろうか。学校から逃避して何年も図書館にこもったり、長期無職生活を選んだりはしないのではないか。ISTJというのは、その社会の優等生であろうとするタイプだと思うのです。
タイプ選びが目的ではない
最後に、ちゃぶ台をひっくり返すようなことを言います。こうしたネット診断は自己診断なので、わかるのは心の中の自己像だけです。鹿が自分をライオンと信じ込んでいれば、診断結果はライオンになります。
また各サイトとも、質問の意味がよくわからないことが多いです。おそらく原語は英語で、そこから日本語に翻訳したのでしょう。訳がこなれておらず、しばしば意味が不明瞭です。そうした質問に答えて出る結果は、怪しいものです。
タイプ選びにこだわりすぎてもいけません。とりあえず、あるタイプだと仮定して生きることです。何度考えを改めてもいいのですから。
自分の特徴を知り、それを実生活で活かす。タイプ選びはそのための手段であって、目的ではありません。タイプ選びだけで終わってしまったら、占いと変わりません。
この考えはエニアグラムを学ぶ中で得たものですが、MBTIであっても同じだろうと思います。
MBTIに対する不満
エニアグラムとの出会いは古く、高校~大学あたりです。もう20年ぐらいになるわけですね。図書館で鈴木秀子『9つの性格』を見つけたのがきっかけだったと記憶しています。
MBTIのほうは2018年ぐらいです。それこそネットの診断サイトがきっかけではないかと思います。
エニアグラムの本はたくさんあるのですが、MBTIの本は限られています。どうも協会が厳しいようなのです。その姿勢を端的に表しているのが以下の記事。
お遊びサイトで診断していたら不利益を被りますよ、我々の公式セッション(有料)で学ぶべきですよ、という論法。宗教勧誘の手口と似ています。
その公式セッションを受講し、否定的な感想を抱いた方の記事を紹介します。
MBTIが閉鎖的なのではなく、日本MBTI協会が閉鎖的なだけかもしれません。アメリカのサイトと日本のサイトを比較して感じました。
The Myers & Briggs Foundation(アメリカ)
日本MBTI協会
アメリカのほうは、EやI、SやNなどの文字の意味や、各タイプの解説もある。日本のほうは知りたい情報が何もない。お金を払わない人には何も教えない姿勢が見えます。ひたすら、知りたければうちのセッションに来なさいと誘導します。
しかし体験セッションの費用は約1万5000円。ホイホイ出せる額ではないでしょう。
体験セッションの後は、アドバンスコース、ワークショップと続いていきます。それらは更に高額で、1万6000円だの1万9000円だのとなっています。こんなやり方だから、お遊びサイトが流行るのではないでしょうか。
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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…
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