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2021年2月27日 なぜ「ネイティブの発音」にこだわってしまうのか

【2月27日】
14時45分に目覚めた。16時30分頃に散歩。朝8時12分に布団に入った。

前回、日本人が英語の発音にこだわりすぎることについて書いた。商売のために発音コンプレックスを煽る人々に疑問を呈した。

この問題を更に掘り下げる。日本人の発音コンプレックスの根源を突き止めたい。

日本にいる人間の9割以上は日本人であり、日本語のネイティブスピーカーだ。それゆえ日本では、日本語を流暢に話すことが当たり前になっている。

しかし移民や留学生の多い国は違う。彼らがいかにその国の言葉を上手に話そうとも、母語の訛りや癖は必ず出る。少なくともネイティブスピーカーとまったく同じようには話せない。

日本に生まれて日本に育った人間は一般に、日本語ネイティブの日本人のみに囲まれて育つ。それゆえに言語というものはすべて完璧に話さなければいけないと考えてしまう。

しかし母語以外の言語を、母語とまったく同じように話せる人間は存在しない。

日本にもっと外国人が増えて、不完全な日本語を話す人々に触れる機会が増えればいい。そうすれば「外国語をネイティブと同じように話す」といった実現不可能な目標を掲げることはなくなる。「通じる英語」という現実的な目標に向かって学べるようになる。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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