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2022年1月5日~7日 異性装とジェンダー

【1月5日】
午前1時29分に目覚めた。相変わらずジェンダー問題に関心がある。興味深い記事を読んだ。正装にユニセックスがないと指摘している。

「正式な装いになればなるほど、洋服には性差が現れる」
男子はネクタイを締めているが、女子にネクタイを締めている子はいない。
女子は髪を低い位置で1つに結わえているが、男子に長髪の子はいない。
当然のこと、男子でスカートを履いている子にも、出会ったことはない。
「社会でちゃんとした人と評価されるには、明確な性が必要である」

男性が「社会でちゃんとした人」と評価されるためには、ネクタイを締め、髪を短くし、スカートを穿かないこと。あなたが男性の身体を持っているのなら、社会において「男性の服」と決められている服を着ること。

心と身体の性が一致していない人に対する理解は進みつつある。男性が女性の身なりをしていたとしても、声高に貶す人は少ない。貶すほうが非常識な人物という評価を受ける。

ただそれは表向きのことで、大多数の本心はまだ「男は男の服を着る。女は女の服を着る。その逆はおかしなこと」だ。

私自身は身体の性も自認する性も男性だ。そして服に関しては、女性の服に魅力を感じることが多い。しかしこの社会は、男性に対して男性用の服を着ることを求める。

法律で禁じられているわけではないから、女性の格好をすることはできる。ただそれをすることで被る不利益が多い。

家族からやめるように言われる、恋人や友人は離れていく、就職できない、周囲からヒソヒソ話をされる等々。またトイレや銭湯や更衣室など、男女で区別する場所ではいつも苦労することになる。

異性装は生半可な気持ちではできない。「自分の周囲から誰もいなくなってもする」というぐらいの決意が必要だ。

それでも異性装をする人はいる。その一方で、男性服・女性服は嫌だが不利益のほうが大きいという理由で、したくない格好をして生きている人もいる。

個人がしたい格好を同調圧力や伝統の名の下に抑えつけ、それによって生まれた調和を、私は調和とは思わない。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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