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よくある「スクラム」に関するQA

この記事では、Joeの「認定スクラムマスター」クラスでの質問と、その回答を紹介したいと思います。
日本でも急速にスクラムの導入が進んでいますが、その現場で起きる疑問など、クラスにご参加いただいた方から、たくさんのリアルな質問をいただきます。「確かにそれって、何が正解なの?」という質問を選んで、一部紹介していきます!


Q:プロダクトオーナ、スクラムマスタ、デベロッパーの最少人数は何人ですか?また、各役割を兼任しても大丈夫な役割はありますか?

A:最低限のルールはありませんが、推奨事項はあります。できれば、1チームにPOとSMが1人ずついるのがベストです。チームは1人でも100人以上でも構いませんが、3~9人がお勧めです。一度に一つの役割を担当するのが効果的ですが、複数の役を担当することも可能です。


Q:期限が決められたプロダクト開発を求められた場合であっても、スクラム開発を実施する事は可能でしょうか。

A:可能です!スクラムマスターは、理想的なラインのリリースバーンダウンチャートを作成します。そして、バックログをインクリメントに分割し、各インクリメントにはテストが含まれるようにして、最後にテストのリスクを負わないようにします。


Q:1つ1つのプロダクトバックログは、どの程度の粒度に分解するのが推奨されるのでしょうか?

A:プロダクトバックログは、スプリントに合わせた塊であればいいのです。スプリントバックログは、開発チーム全員が一緒に取り組める1日1アイテムが理想です。新しいチームは、自信をつけるために数分で終わる非常に小さなタスクを作ることもあります。


Q:バックログの中身は開発項目に限定されるのでしょうか?

A:何でもバックログに入れることができます。リサーチアイテムやテストはバックログに加えるには最適なアイテムです。ただし、バーンダウンチャートは、一度に一つのリリースに対してのみ作成してください。私は、スプリントレビューの際に、最終顧客が使うと興奮するようなビジネス価値を表すカードを示すために、特別な色のポスティットやかわいいスタンプを用意することをお勧めします。


Q:スプリントで終わらないものがあった場合、スプリントレビューで途中経過は見せるべきなのか、途中経過のフィードバックを貰っても的確ではない可能性があるので見せるべきではないのかのどちらでしょうか。

A:スプリントレビューは、完成(完了)の定義を満たす作業を対象としています。


Q:1つ1つのバックログアイテムは、どの程度の粒度に分解するのが推奨されるのでしょうか?

A:プロダクトバックログアイテムは、スプリントに合わせたサイズです。
スプリントバックログは、開発チーム全員が一緒に取り組める1日1枚が理想です。新しいチームは、自信をつけるために数分で終わる非常に小さなタスクを作ることもあります。


Q:Q:欧米ではモブプログラミングはどの程度普及していますか?

A:シリコンバレーではほとんどの企業で当たり前のように行われています。ヨーロッパでは、都市や国によって大きく異なりますが、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェーではモブを積極的に取り入れています。


Q:日本では銀行・保険系のシステムはウォータフォール型で開発しているところが多いと思いますが、もしアジャイル開発にする場合、メリットデメリット何ですか?

A:ウォーターフォールでは、最後にテストと顧客フィードバックを行います。多くのウォーターフォールプロジェクトは、テストが終わるまで欠陥が発見されないため、プロジェクトが遅れてしまいます。また、ウォーターフォール型のプロジェクトでは、最後に顧客からのフィードバックを受けて、納品されたプロダクトが適切でないと判断されることがあるため、一度も使用されずに放棄されるケースも少なくありません。アメリカやヨーロッパでは、大小の銀行のほとんどがアジャイルモデルで運営されています。オランダのING銀行は、何年も前からアジャイル改革を公言しています。米国のCapital Oneも同様です。もちろん、PayPal、Venmo、DogeCoinなどの最新の決済システムもそうです。

ご紹介したQAはごくごく一部なので、また更新したいと思います!

Agile Business Institute 
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