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めまいその後〜MRIの結果と飲ん兵衛医師。

去年通勤途中に事故で盛大に頭を打って、二度もMRIを撮った。

その時は結局何もなく、コブで済んだし労災はおりたし、すっかり忘れていたのだが、急に現れたひどいめまいのせいで「一年後に影響が出ることもある」と新たにかかった医師に言われ、一年ぶりに町場の脳神経外科を再訪した。

直接行ったその日にMRIを撮ってくれるのはありがたい限りだ。
検査結果によると私の脳はどこも悪いところもなく、血管もキレイで、めまいはやはり低血圧とストレスなのでは?と言われた。「毎日深酒していたお酒をやめたんです」と言ったら「そのストレスじゃないの?」と。

身体は喜んでいて、気分も晴れやかではあるが、やはり我慢しているのを見透かされたか・・・。

脳神経外科医は、ホームページを見るとかなり意志を感じるイケメンなのだが、実際に会ってみると、割と緩んだ赤ら顔で、これはひょっとして・・・かなりの飲ん兵衛なのでは?と思わせる。

病院は最新の機器を備えているが、患者さんのほとんどは認知症の高齢者で、スタッフも介護施設のように「何なにさーん、検査は、大きい音が出るんです。大丈夫ですか!」と大きな声で丁寧に丁寧に対応している。

いやはや、しかしこれが日本の現実なのだな、と思う。私もそんなに待たずにすぐに高齢者の一員となるわけだし、老人の割合は増える一方、病院も老人相手を商売にしなければ成り立たない。しかししょっちゅう検査に訪れる老人たちは、一刻を争う緊急性はほとんどないだろうし、医師も脳を学んだ若かりし頃思っていた生活とは、だいぶ違ったのではなかろうか。

なんとなく、緩んで赤ら顔、と言うのも何かわからなくもない。

私のめまいは、もうしばらく、先日行った診療所で処方された漢方が効くのを待つしかない・・・。転ばないように気をつけよう。

続く









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