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梅仕事第一弾〜青梅編〜昨夜の料理〜きのこクリームパスタ

夕方に、今年の梅仕事第一弾の青梅が到着した。今年は控えめに二キロ。散々迷った挙句、梅エキス、カリカリ塩昆布漬け、蜂蜜漬け梅シロップを作った。

梅エキス・種と実山椒の醤油漬け・カリカリ塩昆布漬け
へとへとになるほど梅を割る。後ろで果汁を煮ています

まず梅エキス。果実に十文字に切り目を入れ、まな板とまな板で挟んで上からエイっと力を入れて、割る。しっかり上から体重をかけないと割れない。これを1キロ分。へとへと。そして割った果肉だけをコールドプレスジューサーで絞ると、果汁が700mlぐらい出た。それを土鍋に入れてとにかく煮詰める。少なくなってからは絶えずかき混ぜないと、焦げ付いてしまうので、茶色くとろっとするまで頑張ること一時間半ぐらい。なんとか50gのエキスが出来上がった。
効能はとにかく万能だ。今まで飲んでいる梅醤番茶も相当いいが、それよりも何倍も強い殺菌作用があり、胃腸を整えるだけでなく、風邪や花粉症すら治った人がいるらしい。海外旅行の時に必ず持って行く人もいる。お腹を壊したらこれをなめれば治る。味は酸っぱさの凝縮感がとてつもなく、漢方薬のようだが、ごく少量をお茶などにとかしていただくのがよい。

カリカリ塩昆布漬けは、今年の「きょうの料理」六月号で見たもの。梅エキスと同じように割った梅の果実と塩、氷砂糖、昆布と、リンゴ酢を瓶に入れてよく馴染むように時々振ると、数日で食べられるようになる。私はそこに実山椒も入れてみた。和食のもう一品として活躍しそうだ。汁を使って作るおすましも美味しいらしい。楽しみだ。

あとの残りは、蜂蜜で煮る梅シロップ。果実ごといただける。梅シロップはいつも暑い日のゴルフに夫が自分でドリンクを作って持って行く。氷をたくさん入れた梅シロップジュースは、ハーフターンのあたりでキンキンに冷えたドリンクになっていて、疲労回復に抜群らしい。

梅の果実を割って出た大量の種は、瓶に入るだけ入れて醤油を満たし、梅醤油を作った。これをつけ醤油だけでなく、煮物に使うと良い味になる。

梅はとにかくいい香りがして、キッチンが甘酸っぱいなんとも言えない、思わず顔がほころぶような素敵な香りがする。これだからやめられないのだ。そして重労働の末に出来上がったものは、長持ちして使い勝手が良いものばかりなのだ。

完熟梅の到着は、まだ半月先とのこと。到着したら次はいよいよ梅干しの仕込みだ。

さて。昨夜はそんな感じで大変だったのだが、なんとかその後に簡単に夕飯を作った。昨夜遅く夫が出張から帰ってきたので、三日振りに料理をする気になったのだ。

きのこクリームソースのパスタ、ロマネスコとトマトのサラダ。マッシュルーム、しめじ、エノキとポルチーニ茸、タンパク質はソーセージをザクザク入れた。ポルチーニの戻し汁を入れたクリームソースは、香りが良くて塩気はだいぶ減らすことができる。サラダはロマネスコの歯ごたえがよかった。

やれやれ。大変疲れたが、おかげで一年一度の楽しみの第一弾を、無事に完了することができた。

梅エキスは初めて作った時にはジューサーもなく、陶器のおろし金ですりすりと一つずつすりおろして、サラシでジュースを搾ったのだった。とんでもなく大変な重労働で、二度とやるもんかと思っていたが、出来上がったものがあまりに使いでのある優秀なものだったことと、今回はジューサーがあるので再チャレンジできた。全然楽だった!!

続く



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