詩 君の背中に…
おやすみのKissまで
あと少し…
本を読む
というより
ただなんとなくの感じで
指は機械的にページをめくり
気持ちはその上を滑っている
時々上目遣いで
君の様子を伺いながら…
君が真顔で向かい合ってる
その…、
パソコンの画面に少なからず
ジェラシーを覚えている
なんなら
その画面になりたいとさえ・・
そんな子供じみたことを
思ってたりするなんて
君は 気づくはずもなく…
もし言葉に出して
振り向かせたなら
馬鹿な! って
一笑に付すわね
その精悍な顔を
素敵な笑みで
まろやかに崩しながら…
その背中視線で抱きしめ初秋かな