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パイロットの意外な魅力5選:知られざる仕事の良いところ

某国内航空会社でパイロットとして乗務しているベルが、あまり知られていないパイロットの仕事の魅力を紹介します。意外と思われそうな点に絞ってご紹介しますので、パイロットになりたい方・パイロットの仕事に興味がある方はぜひ最後まで読んでください。

①ほぼ居住地が固定

どの航空会社にも基本的に拠点となる空港があり、乗務のスケジュールはその拠点空港から始まり、その拠点空港で終わります。例えば、大阪を拠点とする航空会社の場合:

  • 初日:伊丹ー新千歳ー青森 青森泊

  • 2日目:青森ー伊丹ー福岡 福岡泊

  • 最終日:福岡ー関空

このように、大阪拠点の空港から始まり大阪拠点の空港で乗務を終了します。そのため、パイロットは拠点空港の近くに住むことができ、居住地の変更を伴う転勤が基本的にありません。マイホームを購入しやすく、単身赴任の必要性もないというのは、一般のサラリーマンと比べてかなり魅力的なメリットです。

また、地方に居住することも可能です。例えば、沖縄に住みながら、大阪拠点の航空会社で勤務することもできます。この場合、初日やその前日に大阪入りし、会社支払いのホテルに宿泊して乗務を開始し、最終日やその翌日に沖縄に戻るというスタイルになります。一見大変そうですが、一定数の休日も確保されているため不可能ではありません。実家の近くに住めることや、地方の方が住居費が安いというメリットを重視してこのようなスタイルを選ぶパイロットもいます。

②平日休みを有意義に活用できる

パイロットの休日は不定休ですが、平日休みが多くあります。これにより、混雑する人気レストランや宿泊施設の予約がしやすくなります。また、月に数日は休日を指定したり、有給休暇を取得することも可能です。子供の学校行事にも積極的に参加できます。

③仕事を持ち越さない

一般的な会社員のように期日のあるチームでの仕事を抱えているわけではないので、気兼ねなく休日を過ごすことができます。誰かに仕事を引き継ぐ必要がないため、育児休暇や介護休暇も取得しやすいです。私はまもなく第2子が誕生するため、約2か月の育児休暇を取得し、家族を全力でサポートできる予定です。

④スーツやビジネスバッグが不要

勤務は制服で行い、スーツケースや仕事用バッグは貸与されます。そのため、自費でスーツやビジネスバッグを購入する必要がありません。制服のクリーニング費用も基本的に会社負担です。スーツやビジネスバッグ、クリーニング費用がかからないのは、お財布に大変優しいです。

⑤家族と程良い距離感でいられる

パイロットは基本的に外泊を含むフライトが多く、月に10~15日は外泊しています。家族と毎日会えないのは寂しいですが、お互いにストレスを発散できるため、夫婦関係が良好なパイロットが多いです。また、家に帰ることが珍しいため、子供にも好かれやすいと言われています。


実際には上記以外にももっと良い点がありますが、会社のコンプライアンスの問題もあり、紹介できる内容に限りがあります。パイロットは非常に良い仕事で、仕事を辞めたいという仲間はほとんど聞いたことがありません。パイロットになりたいという気持ちが少しでもある方は、ぜひ前向きに考えてみてください。

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