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理美容師、技術が上手になる為に必要なこと②

上達ポイントその②

いい加減な性格はカットが上手いかも!?


例えばですが、
あなたは肖像画を描いていて、
すごく上手に描けたと思って、
満足しました。

ところが、翌日や時間をおいて見て見たら、

「あれ?何がおかしい?」
「自分って下手だったのか?」

こんな事を経験したことはないですか?


これは、描いた肖像画の細かいところを見すぎていて全体を把握できていないんです。



目は上手く描けたかも、けど左右何か違うとか。

髪や顔と体の大きさのバランスがおかしいとか。


目を描くのを何回も頑張って練習して

「上手く描けた!」

でも、次の日に愕然とする。


前回の記事
https://note.com/ageratum_kobe/n/ndeba3ab05b98

とは矛盾しているところがありますが、
理美容師にはいい加減さも必要だと思います。

いい加減ではなく良い加減がいいです。


理美容師の技術ってまじめな人(完璧主義な人)ほどカットが上手くなるのに時間がかかると思います。

カットを知らない高校生くらいの子の方が上手いこともあります。



前回の記事①で書いたこと、
近くで細部を見て、見終わったら、
次は2mぐらい離れたところから見ること。


一旦、深呼吸して、ぼんやりと見てみる。


冷静な目の状態で見て見てください。


細かいところは見なくていいので、全体を一つのバランスとしてとらえてみる。


プロとして1mmもずれないカットができる美容師は上手いですが、
1mmの誤差に気付ける理美容師はもっと上手です。

完成図を見て、違いを比べる答え合わせ。

間違いに気づかず練習しても本番で上手くいく訳がないでしょう?


正確な完成図がみえてくると、今度はそのうち手が慣れてきて、考えなくても作れるようになります。


練習のときにじっくり時間をかけて正しいものをつくる。

そして、カットした時間分、時間をかけてよく見て答え合わせをする。


できれば、次の日に先輩方に見てもらう。


中身のない回数だけ重ねた練習方法なんて無駄です。


講習やYouTubeなどカットを勉強しても、カットは結局やり方よりも見る目だと思います。


ある程度目が育ったら、
スタイルを見るだけで切り方や悪いポイントが見分けられるようになります。

そうなってくると分かった(知った)→理解に変わります。


講習行くよりも有名サロンの前で出てきたお客様のヘアスタイルを見たり、街へ出て素敵なヘアスタイル見てる方がいい勉強になると思います。

今の時代ネット上に沢山のヘアスタイルの動画など情報は沢山あります。


何度も言いますが、
目を鍛えてお店に立つこと。

そして、情報の使い方を知って戦い方を身につける


これからの時代、
色々と学ぶ事も大切ですが、
賢くないと損をします。

僕らの仕事は練習に時間を使っています。
毎日仕事が終わってから夜遅くまで練習したりしています。

努力の数と成長は比例しないです。


是非参考にして一度やってみてください。
内容の濃い練習になると思います。

わからない事があれば、先輩方に聞いてみてください。

考えて練習していると、どこがわからないかなど具体的に自分のダメなところが見えてきます。逆にイイところも見えてきます。

まだスタイリストではない方、
頑張ってください!諦めないでください!
必ず出来るはずです!

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