「知っている」だけじゃ無意味だ!「できる」を超え、「やっている」者だけが成功する理由
人生を左右する「知っている」「できる」「やっている」の違いについて、もう一度考えてみたいと思います。
まず、「知っている」こと。
例えば、最新のヘアカット技術やスタイリングの方法を本や動画で学んだとします。
理容師としての知識が増え、それを「知っている」状態になります。
もちろん、知識は非常に大切です。流行や新しい技術を知っていなければ、お客様に最善のサービスを提供することはできません。
次に、「できる」こと。
知識を得ただけでなく、それを実際にやろうと思ったらできるレベルに到達している状態です。
新しいカット技術を練習し、マスターし、お客様に施術できる能力を持っている、ということです。
これは、知識が実際の技術に転換された状態ですが、まだここでも人生を大きく変えるには足りないのです。
そして最後に、「やっている」こと。
これは、知識があり、技術を持っているだけでなく、それを日常の仕事の中で繰り返し実践している状態です。
新しいスタイルを毎日の施術に取り入れ、実際にお客様に提供している。
ここまで来て初めて、理容師としてのスキルが確立し、成果が出始めます。
私が昔、言われたのは、「やっている」ことだけが、理容師として、そして人生において大きな変化をもたらすということでした。
どんなに最新の技術を「知っていて」、それを「できる」としても、それを「やっていなければ」、実際には何も変わりません。
早起きやトレーニングと同じで、毎日実践し続けなければ、理想の成果には繋がらないのです。
理容師としても、カットやスタイリングの技術、接客スキル、サロン運営など、多くのことを学びますが、それを実際にお客様との毎日のやり取りで「やっている」かどうかが、サロンの成功に大きく影響します。
「やっている」状態を作るためのコツとして、私は「いいかげんにやる」(良い加減)ことを提案したいです。
理容師の仕事は、お客様に完璧な仕上がりを提供することが大切ですが、時に完璧を追い求めすぎると、自分に厳しすぎてしまいます。
ですから、多少の失敗を恐れず、マイペースに進めていくことが大事です。
お客様の要望に応えるために努力し続けることが重要ですが、常に「いいかげんに」気軽に取り組むことで、ストレスを減らし、長く続けることができます。
それが理容師としての成長に繋がり、最終的には人生を豊かにしてくれるはずです。
だからこそ、焦らずに、一つひとつ「やっている」ことを増やしていきましょう。
最後に
①知ってる
②できる
③やっている
アマチュアは①②
プロは③までしている人