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◯◯◯な人は理美容師にはなるな。


理美容師に向いていない人について話します。
約20年この業界にいます。
あくまでも一個人の勝手な意見ですが、、、

やめてた方がいい人


その1
お金稼ぎがしたい人はやめておいた方がいいです。



理美容の仕事は、生産性の効率が非常に悪いのです。

1人あたり1時間の時間がかかり単価が5000円の場合
仮に1日6名×5000円=30,000円
30,000円×25日営業=750,000円
経費が3分の1程度かかる計算で250,000円
利益が500,000円

単価10,000円で1日4名では、
大体1,000,000円ぐらいで経費はパーマカラー分がかかり少し増します。

毎日予約が埋まるとも限りません。
人件費を足すとさらに利益が下がります。

人員を増やして、売れるスタイリストを沢山育てるか、回転率もしくは単価を上げる以外に利益は上がりません。

低単価のお店はコストを抑えて最大で5%以内にしてます。そして回転率を上げて利益を出しています。

だから新卒やアシスタントのお給料は少ないのです。

専門学校を卒業後、
サロンに就職しても3年目の離職率は5割ほどです。
他の業種より悪い数字です。

辞めてしまう理由として多いのは、

1.拘束時間が長く休憩時間が不規則

美容業界では客のニーズや流行に合わせて従業員1人1人が日々技術を磨く必要があります。

技術を磨く時間は、接客の終わった後の時間や休日などの勤務時間外の自分の時間を、技術力アップの勉強のために使っているというケースが多いです。

また、サービス業の特性上、決まった時間に休憩時間を取ることは難しく、「夕方になるまで昼食を取れなかった」というような不規則な勤務体系になることも珍しくありません。


2.専門性に対して給与が低い

美容業界の中でも美容師と理容師になるためには、国家資格である「美容師免許」「理容師免許」が必要です。

両資格を取得するためには、理容師・美容師養成施設に入所し、2年以上(通信課程は3年以上)をかけて知識と技能を習得します。

理容師国家試験・美容師国家試験の受験、合格を経て、理容師名簿・美容師名簿への登録を済ませ、ようやく働きはじめます。

国家資格や専門的な技能が必要とされるにも関わらず、美容師の求人賃金の全国平均は月額24.3万円で特に資格を必要としない小売店販売員が月額21.8万円、レストランのホールスタッフが月額24.4万円であるのと、ほとんど変わりません(令和2年度ハローワーク求人統計データ)。

拘束時間の長さや就職するまでのコストに対して給与が低いといえるでしょう。


3.体調面・精神面のストレスが多い

美容業界の仕事は、立ったままの時間が長かったり、長時間集中し続ける必要があったりと、体力的にきつい作業が多いです。

薬剤による手荒れに悩む人や、十分な休息や食事を取れないことによって体調を崩してしまう人もいます。

中にはヘルニアや腱鞘炎を発症して仕事を続けられなくなってしまうケースもあります。

また、サロン内での人間関係や客との関係性が精神的なストレスとなってしまい、仕事を辞める決断をする人もいます。


4.福利厚生が整っていない

法人の場合は社会保険への加入が原則として義務付けられていますが、個人経営のサロンは社会保険に加入する義務はありません。

中には、健康保険や厚生年金がなく、自分で国民健康保険や国民年金に加入しなければならない職場もあります。

このような職場では、長く働き続けることが難しいと感じる人が多いでしょう。


理美容の業界はブラックなお店が多いです。
近年少しずつ良くはなっています。

もしブラックなお店で働いているのなら、
転職もしくは理美容師を辞めた方がいいと思います。


年収も調べたことがあるかもしれませんが、理容・美容師の平均年収は約300〜350万円です。

カリスマ的な存在になれば約600万円以上は軽く稼げると思います。

経営者になると上手くいけば1000万円以上はいけると思います。ただマイナスになるリスクもあります。


その2
忍耐力がない人はやめておいた方がいいです。

理美容師は基本的に立ち仕事です。
最低でも7〜8時間以上は立ちっぱなしです。
立ち仕事や接客業に慣れていて、肉体的・精神的にタフな人でなければ、美容師の仕事は務まりません。

免許を取得しても、すぐにスタイリストとしてデビューできるわけではなく、最初は先輩の元でアシスタントを務めるのが一般的です。

アシスタント期間は平均3年前後といわれていますが、比較的早くデビューできる人もいれば、時間がかかる人もいます。
先輩にきつく叱られたり、お客様に文句を言われたりする機会も多く、忍耐力と粘り強さが求められます。

とにかく最初は練習あるのみです。
朝練もしくは夜練をしたりすると、1日12時間もお店に居たりします。

練習をしないと上手な理美容師にはなれません。

練習がキツくて嫌だ、もっと自分の時間が欲しいだったら、この仕事を辞めた方がいいと思います。

辛い時期を乗り越えて理美容師として必要な技術を身に付ければ、たくさんのお客様を幸せにすることができるはずです。

練習が自分の価値になって、後に自分に返ってきます。


その3
人と接するのが嫌いな人はやめた方がいいです。

当たり前ですが、人と接するのが仕事なので人と接するのが嫌いならやめた方がいいです。

低価格のお店ならあまり会話がなく、淡々とカットしていくでいいかもしれませんが、将来性があまりないと思います。

人と接するのが苦手で、相手の話を傾聴できていない。
コミュニケーション能力が低い人は「伝えたい」という気持ちが強いあまり、相手の話をきちんと聞かず、自分が一方的に話してしまうケースがあります。
このような一方的なコミュニケーションでは、相手のニーズや意図を十分に把握することができず、誤解やすれ違いが生じてしまう可能性があります。

コミュニケーション能力が低いよりも高い方が仕事も上手くいきやすいし、人生も充実していくでしょう。

コミュニケーションに関しては
原因を突き止めることで、どう改善するかで良くなる可能性があります。


その4
心がない人はやめた方がいいです。

心とは以前に書いたブログにもありますが、
敬意、共感』がない人は接客業には向いていません。

理美容師に重要なこと

もしくは親がお店をやっていて、2代目、3代目など後継者の方、気持ちがないと無理な仕事です。

相当しんどいし、嫌なことだらけです。

心がないと、
誰も励ましてくれません。
誰も助けてくれません。
誰も支持してくれません。

1人で辛い思いをして嫌になって辞めてしまうと思います。

敬意、共感ができない人はやめた方がいいです。


まとめ

この仕事はしんどいです。
夢と希望を持ってやり始める方は多いですが、
現実は1年で理美容師を辞める人が2〜3割います。
3年では半数がいなくなります。
10年以上続けれる人はごく稀です。

そして、独立しても、10年生き残るのも5%ほどです。

このどれかに当てはまる人は
やらない方がいいんじゃないですか?



当てはまらない人はきっと素敵な理美容師になれるもしくはなってる人だと思います。
そういう人は是非頑張って欲しいし、応援してます!!

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