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「できないこと」を「できるようにする」方法


「できないこと」を「できるようにする」には「やる」しかない。


「できないこと」「難しいこと」をやるのは大変だと思います。そして、繰り返すのはつらいことです。

逆に「できること」をするのは楽しいと思います。

「できないこと」とは、やってもやってもできないようなことが本当の意味での「できないこと」です。
だから、できないことをやるのはつらいしやりたくないですよね。

できるようにするためにいろんな方法を探したりします。

そこで、間違った方法でやっている人が多いと思うのが、「難しい問題ができない」という課題に直面したとき、そうではない問題、つまり「自分でなんとかできる問題」を積み重ねて、できるようになりたい、と考えるのは、無理です。

例えば、
泳げない人が泳げるようになるには、泳ぐしかない。

泳げない人が泳ぐ練習をするのはつらい。

でもやるしかない。

多かれ少なかれ、こういう類いのことなんです。

僕もわがままでズボラなので、なんとか、他の手はないかと思います。少しずつ違うことをやっていたら、いつのまにかすごいレベルに到達することがあるんじゃないかと期待します。

もちろん、すごいコーチがいたら、あなたのレベルを見定めて、少しずつ課題を難しくして、いつの間にかすごいところに運んでくれるかもしれませんが、人生はそんなに都合良くいきません。

まして、コーチが優秀でないなら、もうやるしかないんです。

まずは、そこを諦める。

できるようにするには、できないことに向き合うしかない。できないことを繰り返しやることで、人間はできるようになるのです。

「できない」を「できる」に変える方法



ざっくり言うと「できないことをがまんしてやれ!」ということなのです。

決して「できることを少しずつ積み重ねる」ではありません。

できないこと」にどう向き合うかという話です。

それでは、どうすればできるのか、細かく考えてみます。

①どうやるかを言語として覚える


まずは「言葉としてやり方を理解する」です。

できないことをがむしゃらにやるより、やり方、説明、ポイントを聞いて理解する必要があります。

当然、やり方や説明は聞いていると思いますが、理解するということは、自分で言葉にできる、ということです。

知っている→理解している

つまり、覚えるということ。

泳ぎ方のポイント、注意すること、理想的なフォームを、言葉として説明できる

というのが第一段階です。

② それを意識しながらやる=自分が自分に言い聞かせる


そうしたら、それをやってみる、というのが第二段階。

もちろん、ただやってもいいんですが、で理解したことを意識して、自分で言い聞かせて、「できないこと」をやってみるんです。

当然、簡単にはできませんが、「こうやるんだよな」「ここを注意するんだよな」と言い聞かせながら、やってみるわけです。

③ 習熟するまでやり続ける


しかし、そうやってみたところで、「できないこと」「難しいこと」は、簡単にできるようにはなりません。

ですから、をできるようになるまで、繰り返し練習する必要があります。

できないことを、がんばって自分に言い聞かせながら、やり続ける。

こうして、できないことができるようになっていくのです。

言葉にすれば当たり前、なんですが、でも、こうした当たり前のことができない人も多いし、なぜ、こんな当たり前のことが難しく感じてしまうのでしょうか?

この分解したステップをもとに考えると、どうしてできないのかが見えてきます。ちょっと分析しますので、参考にしてみてください。

できない人の傾向 3例


タイプ1
できないことは難しいと思う

だから、話が聞けない


「できないから聞けない」、先ほどのでつまずくタイプです。

ある種の思い込みで、「できない」「難しい」と決め込んでしまうので、どんなに先生やコーチが説明しても「できないに決まってる」って思い込んでしまうんです。

そうなると説明が入ってこない。

「この先生、何か色々なこと言ってるけど、俺、できないんだよな〜」

という感じ。

「何か難しい問題の説明してるけど、このレベルは私、解けないし」

という先入観。

だから「話が聞けない
そして「聞いても理解しない


最初に言いましたが、
自分でなんとかできる問題」を積み重ねて、できるようになりたいということが、原因です。

「私は、これができない。だから、できる、何か他のことで、できるようになりたい。だから、できないことを説明されても困る」

というような意識です。

多くの場合、ここが根本的な問題です。そもそも「できるようになるはずだ」と信じることができるか、という問題でもあります。

タイプ2
話はわかった。だから大丈夫。やればできる。


次のパターンは、をなんとかやった瞬間に、できたような気になってしまう人です。

できないことを聞くまでは聞けるのですが、

いざ、やってみたらできない。

だから嫌になってやらなくなる。

だって、わかったんだから、大丈夫。いつかやればできる。だってわかったもん。きっと本気になればできる。

こんな感じ。理解はしていても、できないことを繰り返しやるのは大変だからやらない。

結果、当然、できるようにはならないタイプです。

タイプ3 先生やコーチが声をかければやる。でも、いないならやらなくなる。


そして、もうひとつのタイプは、「見てもらわないとしない」という人。

この人たちは、自分ではできません。誰かが見張っていれば、強制すればやれるという人。

もちろん、やっている間は、コーチが「こうやるんだよ」と声をかけます。

そして、その通りやります。

場合によっては一時的にできたりすることもあるでしょう。言われた通りやるわけですから、そうなることもあります。

しかし、自分で考えているわけではないし、コーチの言葉で動いていますから、コーチがいなくなった瞬間にできなくなります。

要するにわかってない。が欠落して、ただ言うがままにやっていても、いざ、教えてくれる人がいなくなるとできない。

他人の言葉で動いているから。

こういうタイプは、割と宿題とか課題とかが好き。そして、保護者の方は、ここで課題をクリアしようとする傾向があります。

もちろん、その課程で「やり方を覚える」「やり方を理解する」というところまでいけばいいんですが、そうじゃないと結局、他人がいなくなるとできない…という可能性が高いわけです。

見てくれる人がいないとできないタイプです。

最後に

「できないこと」はあなたの可能性。できないことに取り組めば見える世界は広がる!


上のことを今度はやるべきことに変えると、

できないと思わない。できなくても、まずはやり方だけ理解する。
やり方を聞いてわかったら、かんたんと思わない。実際にやってみる。
言われたことをやるのでなく、自分の頭の中に入れ、自分が自分に指示をする。
こんな感じになります。

大前提は、

できないことはできるようになる

と信じること。


ぜひ、もう一度、難しいもの、できないものに向き合ってみましょう。

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