気がかりに取り組んで自己信頼を取り戻す
こんにちは。
年齢にとらわれない人生を送る人を応援するエイジレスキャリアコーチ、Ageless Career Styleのたかもとです。10年先が楽しみになる人が増えるようにコーチングやコミュニケーションのヒントを発信しています。
みなさんはエネルギー満タンな状態で毎日を過ごしていますか?エネルギー漏れがあるとスムーズに前に進めません。せっかくエネルギーを注入しても漏れているのなら、どれだけ足しても満タンにはならないですよね。
コーチングでは、よくこのことを穴の空いたコップに例えます。小さな穴が空いたコップにいくら水を注いても満タンになりません。だから、先に穴を見つけてそれを塞ぐのが水を注ぐより大切です。でもこの小さな穴、自分では気づかないうちにいつのまにか空いてしまいます。どうしてか?
それは、心の中にあるちっちゃな「気がかり」が原因です。気がかりとはちょっと心に残っているもの(未完了=いつかやろうと思っていてやっていないこと)です。
実家の母に電話しなきゃ(毎晩お風呂に入ると思いだすんだよなあ)
部屋の隅に積んである雑誌を捨ててない(目に入る度に落ち込む)
止まった時計の電池を交換してないな(毎朝時計見ると思い出すのに買ってない)
ほんのちょっとしたことなのに取り組めない。そんなことが続いてしまうと、無意識レベルでいつのまにか自己肯定感が低くなってしまう。私、こんな簡単なこともできないのか。。。
無意識に「気がかり」を持ち続けると、人間関係や身体へマイナスな影響が
起きやすくなり、そのことによってトータルな人生に影響を及ぼします。やっかいなのが、この「気がかり」は無意識にでき、意識しないと蓄積されていってしまうこと。そう、コップに穴が空いているのに気づきません。
なので、定期的に「気がかりリスト」を作ってみることをお勧めします。15分程度でいいので、自分一人になり「今、気がかりになっていることは何か」をリスト化してみます。ちっちゃなことから大きなことまでとにかく思いついたものを書き出してみます。
そして、その中で今週とりくめるものを2,3個決めてみましょう。ここでのポイントは、「簡単に取り組めるもの」にすること。
実際にその気がかりを1つ終わらせたときどんな気持ちになるでしょうか。きっと、「あれ、こんなこと何でやらなかったんだろう」「あー、なんかすっきりした!」といった感じになることが多いはず。
それをきっかけに「これもやってみようかな」と気がかりリストがどんどん減っていけば、エネルギーロスがなくなり、本当にやりたいことに向かっていけます。つまり、コップの穴がふさがり、注いだエネルギーはコップに満ちてくるのです。
ぜひ、「気がかり」を無意識から顕在化させて前に進むきっかけにしてみてください。また、気がかりリストを定期的に作ることもお勧めします。全部なくなることはなく、新たな気がかりが出てくるのですが、それは至って健全。それが生きているという証でもありますから。ただ、気がつけば無駄なエネルギーロスが減り、行動力がつき、かなり前に進んでいますよ。
ちなみに私の場合はベランダの隅にある排水溝の掃除。落ち葉が積もっているのを洗濯物を干すたびに気づいていたのに、見て見ぬふり。梅雨も終わり天気もいいし、掃除しようと一念発起。やり始めたら思ったよりも短時間で掃除は終了。なんだ、早くやればよかったと思いましたが、次からベランダに出るたびにきれいな排水溝をみてちょっとした満足感。だれも褒めてくれませんが、達成感と満足感は持続中。
まずはみなさんのコップをよく眺めてみてください。意外なところに穴がみつかるかもしれません。でも大丈夫です。埋められる穴しか見えませんから。
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