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我が家の家庭菜園〜日照不足への対策について〜

 先日降った大雨と強風の影響で、庭の植木鉢やじょうろが飛ばされていました。

今週は天候が荒れる日はなさそうですが、雲が多くすっきりしない天気になりそうです。

 関東甲信の方は梅雨入りしたようですが、地元では例年よりも遅くなるようでした。

しかし分厚い雲が多くなってきましたので、早めに日照不足への対策を考えようと思います。

 今回は野菜が日照不足で受ける影響と、不足している栄養を補給させる方法についての話しです。



日照不足の影響

 梅雨に野菜を育てる際、気をつけておきたい点がいくつもあります。

雨や湿気も気をつけたいのですが、悪天候が続くことによる日照不足の問題はとくに深刻です。


 植物は日光を浴びることによって、水と二酸化炭素から炭水化物などの栄養を作り出すことができます。

(酸素は、栄養を作り出した際にできた副産物です)

しかし梅雨の分厚い雨雲で太陽を遮られてしまうと、日光が十分に届かずに光合成ができなくなってしまいます。

 必要な日光は植物によって違いますが、栄養が足りなければ元気がなくなって成長も遅くなります。

その状態だと免疫力も落ちてしまい、カビや細菌に感染して病気になりやすくなってしまうのです。


 病気の症状が出た場合は、患部を取り除いて広がらないようにするしかなく、植物への負担も大きくなります。

野菜の収穫量にも影響が出てしまうため、梅雨が来る前に日照不足へも対策していきましょう。



不足しているの栄養の補給について

 日照不足の対策として「環境を整える」と、「栄養を補う」の2つの方法があります。

「環境を整える」は前の記事で話したように、病気にかからないようにする方法です。

そちらの内容については、こちらをご覧ください

ここからは「栄養を補う」方法について、お話しさせていただきます。


●与える肥料を変更・調節する

 雨が降り続けると、雨水で肥料が流されてしまうことがあるのです。

流された分追加で与えることになりますが、肥料は多すぎてもいけないため量の調節が必要になってきます。

 定期的に与える肥料を、ゆっくり溶け出す「緩効性肥料」にしてみるのもいいかもしれません。

土の温度や植物の成長具合で溶け出す量が変わって、細かな調整をしなくて済みました。

ゆっくり溶け出すので肥料の効果も長く続き、非常に便利です。


●葉面散布してみる

 他にも不足している栄養を補うのに、「葉面散布」を試すのもいいかもしれません。

水溶性の肥料を水で薄めて、野菜の葉にスプレーで吹き付ける方法です。

こちらの記事で詳しく説明をされているため、ぜひご参考ください。


 今のところ地元は天候に恵まれているため、専用の肥料を散布する必要性はなさそうです。

他にも対策はないかと探していたところ、お酢も効くようなので試してみることにしました。

 なんでもお酢の主成分である酢酸が、光合成でできる栄養素によく似ているそうなのです。

光合成の仕組みやお酢の話しについては、こちらを参考にさせていただいてます。

 曇りが続いた際、家にあった穀物酢小さじ1杯(5cc)を水1ℓに混ぜて散布してみました。

まだ試して間もないため効果のほどはわかりませんが、今後も様子を見ながら散布してみようと思います。



まとめ

 今回は家庭菜園での日照不足の影響と、その対策について話してきました。

梅雨時期はある程度気温が高くて・湿気がある分、冬場よりも管理が難しくなってきます。

 雨で思うように手入れがしづらいですが、晴れ間や曇りの日によく観察して、異変があればすぐに対応しましょう。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。



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