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経験を因果で捉えるか

スピリチュアルの世界では、意識が現象を顕現すると説きます。
願えば必ず叶うと説きます。
マインドの力は、イメージが高次元で現れ、それが次元下降をして物質界に具現化すると説きます。
このマインドと繋がっているのが意識だと思いますが、私たちはここにたくさんの制限が付着していると思います。
思考的な人は、この因果関係を経験から掴もうとします。
自分の経験がネガティブであれば、因果をネガティブに捉えます。
感情的な人は、個人差がありますが、トラウマに囚われていないなら、その人の心の状態で、経験よりも宇宙の法則のような真理で捉えようとします。

私たちが宇宙の法則を知る機会は制限されています。
覚者の語る言葉や、何らかのメッセージや正しいチャネリングでしか知ることができません。
これらは叡智と呼ばれることがあります。
この地球も宇宙に存在している一つの惑星であるために、本来は、この叡智に従って動いています。
しかし、この事を知る人は一部ではありますが、この惑星の有り様は支配者に歪められ、叡智は秘められ、都合の良いプログラミングが施されています。
私たちの行動や信念は、このプログラミングの結果であり、それを疑うことなく真実だと信じ込まされています。
そこに疑問を抱くとするなら、何かが可笑しいと感じる心だけだと思います。

正しい人がバカを見る世の中だと言います。
正しい行動に対してネガティブな結果が生じるようにプログラミングされているからです。
詐欺に合えば騙される方が悪いと言われます。
しかし、騙す人と騙される人のどちらが悪人かというと、絶対騙す人が悪いに決まっているにもかかわらずです。

私たちが生れ落ちた時には、人生の可能性に満ちています。
実際は、過去世からのしがらみや魂の成長度、そして特質や天体の影響等の制限があるのでしょうが、とりあえず白紙の状態からスタートします。
教えられた通りの事を事実ととらえ、経験したことが正しいと感じます。
お腹が減ればお乳をもらい、不快になれば母が対処してくれます。
最初は、自分の意志が全てを動かしていると思うかもしれません。
しかし、次々とそうでない事が起こります。
人から愛されないなら愛を忘れてしまいます。
魂の記憶は薄れ、その人生の苦い経験のみが、真実のごとくその人の意識を育てていきます。
誰もが希望を持って生きていきます。
しかし、その希望はやがて打ち砕かれ、ある指針から外れた人生を選ぶとするとなんらかの障害が生まれます。
その指針とは、この社会で生きるためのプログラムです。
それが競争社会。弱肉強食。勝ち負けの価値観などです。
そうではなく、外宇宙にいた時の魂の記憶に従って、宇宙の価値観で生きようとするなら、そのプログラムは不快なシグナルを送り、生きずらさを感じさせます。
操作された指針プログラムに反する行動は監視され、映画マトリックスのエージェントのようになんらかの妨害を仕向けてきます。

私たちは、そういた妨害や反対の力によって挫折を味わい、それが経験という事実が真実だと信じ込みます。
苦いトラウマやコンプレックスは、そういった経験の傷跡です。
希望を奪われた私たちの意志は、自分には力がない。
無力で価値のないものだと痛感させられます。
これが自由意志の抑制です。
私たちは、誰もが真実の自由意志の力を抑圧されているのだと思います。
いくら意識が具現化するからと言われても、自分の望みがかなえられることは難しいと考えます。
真剣に思わないからだと言われても、真剣のレベルまで達するエネルギーがありません。
100%のエネルギーが達するまでに、様々な制限や難しい、無理だという考えがそのエネルギーを奪っていきます。
反射的に無理だと反応するまでになっています。
それは、過去の経験からそうマインドが操作されてしまっているからです。

私たちのマインドや環境は、生まれる以前から操作されています。
誰にかというと、信じるかどうかは別として、この惑星を支配する非物理的なネガティブな存在にです。
彼らを悪魔と言っても良いです。
異次元に存在する闇の存在です。
彼らは光と反対の存在であり、地上の人々の真の自由と能力を支配しています。
この事を信じる人は信じて下さい。
無理にとは言いませんが、そんな存在がいないとこの世界の異常さは説明できません。

神に祝福されているには、あまりにもこの世は醜態で、不幸、不運に満ちています。
良い事をしようとすると不運にあってしまう。
この世に神など存在しないと嘆くしかありません。
それも操作されたプログラムだとしたら、私たちの理想とする社会こそ正常であり、本当の人生とは、もっと豊なものなのかもしれません。
私たちの歴史や人生を因果だけで考えるなら、大きな制約やネガティブな信念に囚われてしまうでしょう。
それがマインドを縛り、自由意志を抑圧し、具現化を失わせます。
カルマの法則は存在します。
しかし、それはスピリチュアルで言われるように、この人生で悪いことが起きるのは、過去で悪い行いをしたからではなく、その人の自由意志を抑圧させるためです。
つまり、カルマの法則と呼ばれる因果関係は力学的に存在しますが、現代の状況の原因は、悪い行いをしたからではありません。
だから、その状況を素直に受け入れて悪い環境を認める必要はないのです。
ネガティブな現状の原因は、カルマではなく、ネガティブな操作や支配、プログラミングと監視によるものです。

だからこの惑星の異常なシステムや環境による経験則に縛られずに、もっと自由で希望に満ちたマインドを育てることが、自分を解放することだと思います。
私たちの経験したことのない、想像もつかない銀河の常識は、計り知れない自由と豊かさを齎せてくれるかもしれません。
それは、監獄で生まれおち、それが人生であり真実だと思い込まされていたものが、檻の外に開放されるがごとくかもしれません。
そして、それには、古い信念を手放すために、過去の苦い経験が真実ではないと経験から知る必要があると思います。
それしか、凝り固まった信念を解かす方法が思い浮かびません。
簡単に手放せる人はそれで良いですが、僕のように深層にまで古い傷が刻み込まれた人には、はいそうですね。とチェンジマインドができません。
多分、多くの人もそうでしょう。
だから、そういった正常な経験ができるような環境を整える必要があると思います。
それが新しい社会であり、闇の支配から解放された惑星の状態です。
しかし、これはまた別のお話。
まずは、自分のマインドや自由意志は、制御された経験により、本来の力を抑制されていると知ることだと思います。
経験を因果で捉えるのではなく、自由な意志を基盤に考えることだと思います。
自由意志とは、何ものにも制限されない自由な意志だからです。
だから、経験にも因果にも縛られる必要はありません。
それが魂の持つ自由意志の力なんだと思います。


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