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コロナ後のビジネスはどうなるか?

アフターコロナでビジネスの内容がどう変わるのか?という巷のテーマよりも先にビジネスの概念そのものが変わる(というか元に戻る)ことに着目したらいい。


ビジネス(business )の元々は、「相手を案ずる」という意味であり、よくみんなが日本語で言う「働く(傍を楽にする)」に近い。多分後者はこじつけだろうけど、it’s not your business (ほっといて!)って英語文は学んだろうし、外国人と付き合って(振られた?)たら聞いたことがあるはずだ。


今、ビジネスというとそれはすなわち利益を出すとみなされがちです。しかし大抵において利益を出すとき犠牲になるものがある。それは単純に取引の相手であったり、地球環境だったり、未来であったりする。これを経済学では外部不経済(自覚のない無邪気な悪影響)というのだけど、ほとんどのビジネスはもはや外部不経済で成り立っていると言ってもいいだろう。コロナのお篭りの問題も同じ。つまり外出して遊び回ることが自分ではなく、他者に悪影響を与える事だ。しかも無意識に。


大抵のビジネスの利益は本当にこの無意識で無邪気な行動によって創出されている。ゲームで子供の時間を奪うこと、添加物の食品で相手の未来(の健康を傷つけること)、弛まぬ製造と消費で大気を汚すこと。しかしこれら無意識に行われる外部不経済な行動はこれから20年で完全に補足される。だれ(人・組織)がどこで何をしていたか、それどころか、彼(彼女)は何を考えていたか、はたまたどのような教育を受けたのか?その古今東西・森羅万象が補足され解析される。どこでも(IOT)、動き回り(ロボッティクス)、データ処理され(量子コンピュータ)解析され(AI)、すべて記帳される(ブロックチェーン)世界が到来する。コロナウィルスの感染経路のようにね。それを監視社会の幕開けというか、不正のできないクリーンな時代と思うかは人それぞれ。言えることはビジネスが本来の意味に戻るということ。


busyness(忙しい💦)の印象が強いがその語源は、古代英語の「bisignisse」だそう(950年頃に登場)。この古代英語が持っていたのは「care(ケア)」、「anxiety(心配事)」といった意味でした(Chambers, 1988)(転載)
「ビジネスの原点は、人を想い、助けること」その行動は無理にお金を目指さなくても評判や記帳という形で補足される社会が到来する。安心したらいい。マネタイズしなくていい、と考えれば、よりやることがシンプルになる。


シンプルに純粋な気持ちで助平心(お金目当て)を持たずに自分の能力(天才性)をもってそれを淡々と行えば良い。すべての人(僕はそれを素粒子の塊と言っているが)は個別の意思をもって存在してきているのだから自らの原点を突き詰めること(←ここ重要)。他人は参考にこそすれ、真似しない。企業も競合分析はもう役に立たない。組織であろうと個人であろうとミッション(使命)に基づいて淡々とビジョン(イメージする未来)を具現化することに没頭すればいいだけだ。そしてそれは簡単に見えて実際にもとても簡単なことなのだ。

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