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近況報告濃いめ第14回:正当な理由があっても差別してはいけない

「正当な理由があれば相手を差別してもいい」

 これは「差別は許さん。ただし気持ち悪いオタクは例外」という究極の差別主義者が良く言うセリフだが、たとえ正当な理由があろうと差別は差別だ。許される事ではない。


 なぜかと言うと「相手をぶん殴るのに使ったこん棒は自分がぶん殴られるためにも使われる」と上手い事を言った人が過去にいたが、まさにその通りの事になるからだ。

 誰かを差別するための発言に使われたロジックは、そのまま自分が差別されるための発言のロジックに使われるのだ。

 さっき言った「差別されるに値する正当な理由があれば相手を差別してもいい、だからオタクは差別される側にいる」という発言を許すのなら、

「趣味の違いで相手を不当に差別するあなたは、法律や憲法に基づいて差別されるのに値する人間なので予防逮捕した上で矯正施設へと送ります」

 なんていうディストピア社会のいっちょ上がりだ。そうならないためにも「正当な理由があろうが無かろうが差別は差別、してはいけない」のだ。


 実際……

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