2023年1月25日の近況報告 好き100%、嫌い100%なんてない
人間っていうのは清濁や善悪を併せ持つ生き物なので「100%好き」あるいは「100%嫌い」っていうのは、まずありません。
例を挙げれば手塚治虫先生のマンガに出てくる「ブラックジャック」は無免許の医者で法外な手術費用を請求するのでカンゼンカンペキに悪人です。有罪判決です。っていう話になりますけど違いますよね?
他にも最近ではマクドナルドのCMに出ているルパン三世なんて泥棒という純度100%の犯罪者だけどエンターテイメントとして成立してますよね? そういう事ですよ。
それに、俺が(プライベート用のアカウントで)フォローしている人にも尖ってる人がおりまして、
「弱い奴はさっさと殺した方が本人や周りのためにも良い。
そんなに死にたい死にたい言っているのならリクエスト通り死なせてやるのが道義だし、周りもそいつに余計な手間暇をかけなくて済むようになる」
なんていう選民思想を持っていて散々なんですけど、それでもその人の別の発言は洞察は鋭く的確なんで今でもフォローし続けているんですよね。
あとなんか知らないけど思わず話を聞きたくなるカリスマ的要素もある。
俺みたいな「弱いメンヘラ」は彼の視点からしたら「社会のためにも殺した方が良い弱者」なんで、俺とは対立するはずなんだけどなぜか支持したくなる。いわゆる「肉屋を支持する豚」なんだろうけど。
冷静になると矛盾の塊なんですが、それが人間なんですよ。
人間は矛盾の塊っていう例は「マクドナルドのヘルシーメニュー」もそうで、マクドナルドが客にアンケートを取ると決まって「ヘルシーなメニューが欲しい」って言ってるのに、いざそれを出すと売れない。
逆に肉を盛りに盛った重量4分の1ポンド(およそ100グラム前後で通常の肉の倍以上)の肉を挟んだバーガーが売れた。っていう事が過去にあったんですよ。
人間ってのは「欲しいもの」と「欲しいもの」が一致しないんですよ。
話を戻すと先ほど出てきた「弱い奴は殺した方が良い」と言う彼を善人と呼ぶにはあまりにも悪人の面が大きすぎ、同時に彼を悪人と呼ぶには切り捨てるのに惜しい役に立つ部分があまりにも多すぎる。
彼のケースは極端かもしれませんが人間多かれ少なかれ善と悪を併せ持つ存在なんだと思います。
よく「結婚したら相手の嫌な所が見えるようになって夫婦間が冷めていく」っていうのはお互いに相手の事を「100%好きしかない」と思って接するからなのでは? と思います。
生涯付き添う事に決めた相手も、自分とは違う人生を歩んでいて思考も常識や善悪も違う、地味な人間関係の積み重ねの先にある面倒臭くて具体的な人間である。
っていうのを忘れがちだから離婚する夫婦が後を絶たないのかな。まぁこんなこと上から目線で偉そうに講釈垂れる俺は未婚者なんですが。ひっでぇ話だろ?
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