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高齢処女を卒業してから考え直した「女としての自分」~見た目編~

Akiko.です。
いろいろ書きたいことはあって、下書きに(シモ)ネタはため込んでいましたが、今の仕事に関するアレコレで激しく消耗しており、全く更新できずでした。仕事は辞めます(決定事項)

で、ちょっと気持ちも持ち直してきたので、この記事の後の私の行動を書いていこうと思っています。

■※注意

この記事には、当時「無意味に」「面倒くさくて」ノーメイク・ナチュラルテイストファッション主義だったズボラな当時の私への怒りが練りこまれていますが、これは「当時の私」に対する怒りなので、それらが好きな方を批判する内容ではございません!

■「女であるための努力不足」を省みる

上記記事の通り、私は29歳で処女を卒業したという元高齢処女でした。
今度の10月で34歳なので、卒業後5年って感じです。

で、卒業した当初のわたしの見た目ですが、お世辞にも女性として魅力的とは言えなかったと思います。魅力というか、華の欠片もないというか…。
身長はそれなりに高く、スタイルも悪くはなく、見た目もきっと一般的ではあるのですが、簡単に言えば「超地味」「女であることを放棄してた」見た目でした。

お恥ずかしい話ですが、まず化粧をまともにしたことがなかった(笑)
アトピー肌ということもあり、「敏感肌用化粧品」でもたまにエラい荒れることがあって、それでイタイ目を見てからというもの、それを言い訳に化粧をする努力を一切怠っていました。めんどくさかったんですね、たぶん。

で、そんな努力を一切怠った当時の私の写真が、現在の免許証の写真になっているわけですが、いやあ、オンナ捨ててる顔しとるわホンマ、と思うわけです。
髪の毛もボッサボサだし、この写真見るたびに「ちゃんとしろオマエ(怒)」と思っていますw

さらに言えば、今まで基礎化粧品すらまともに使用していませんでした
顔の保湿にはワセリン塗ってましたね…スゴイですねこの女は(怒)

で、当時の服装なのですが、いわゆるスタジオクリップみたいな綿麻素材で体のラインが一切出ない、ナチュラル系の服を好んできておりました。

当時、「ていねいな暮らし」的なナチュラルテイストのライフスタイルがたぶん流行っていて(?)、服装もシンプル、メイクもシンプル、みたいなのがスタンダードスタイルっぽくなっていたような記憶がおぼろげにあるのですが、たぶんそれもメイクをしない言い訳にしていましたねw
※ナチュラルテイストのファッション誌を見ても、別にノーメイク推奨とかは書いてなかったのにね…。

そんな風体で新宿二丁目のゲイバーに行ったところ、
「アンタ段ボールみたいな服着てどうしちゃったの~~~!?」
…とママさんに叫ばれたことを、昨日のことのように覚えています。
(※スタジオクリップの服は可愛いんですよ、化粧もしねえで東京ふらついてる私が悪いんです…)

ということなので、「私はナチュラルテイストなのでメイクは不要」という謎理論に汚染され、魅力的であろうとする努力を一切放棄していた私が「女性として見られる」ことなど一切ないわけですが、努力しても別に誰かが私を好きでいてくれるわけない、みたいな被害妄想じみた悲観が根底にあったかもしれません。非モテをこじらせてますねえ(今も)

いずれにしても、努力をしない理由を多方面からこじつけて、めんどくさがりな自分を正当化していたのは事実です。

だけど、オジサン2人のご協力もあり初体験を済ませたことで、「女である自分」を強烈に意識したのをきっかけに、「このままではいかん!」と思いなおすに至ったわけです。
その時のやりとりはもう記憶にはないですが、たぶんオジサンからその点をすごーくやわらかーく指摘されたのかもしれないですw(化粧して服も綺麗にすればもっと美人になるみたいな?)

そういうわけで、ずいぶん遅めではあるが、「ちゃんと女になる旅」がここからスタートしていきます。

■化粧をまともにしてみる

恥を忍んで、友達にめちゃくちゃ聞き込みしました。
「これからちゃんと化粧したいんだけどどうすればいいの?」と。

友達は一笑に付しながら言いました。
「コスメカウンターに行ってこい」と。

なんやねんコスメカウンターって…っていうスタート地点にも立てていない状況だったので、友達に頼み込み、地元で一軒しかない百貨店に連れて行ってもらうことにw

ただ、上記にも書いた通りアトピー肌ではあるので、何でも使えるわけではないのが難点でしたが、百貨店のコスメカウンターを巡っていると、「アユーラ」というブランドに出会います。

有難かったのが、こちらの美容部員さんがすごく気さくな方で、「超敏感肌で今まで化粧したことなかったので、何から揃えればいいかわかんないっす」という話を正直にしたところ、「お任せください!(⌒∇⌒)」と二つ返事で必要な商品をすべてを揃えてくれたばかりか、フルメイクもしてくれ、メイクの手順もそこで学べるという機会を得ることができたわけです。
良い方でしたホント。

なお、大丸とかのコスメカウンターでは「化粧分からんからイチから全部揃えてくれ」の対応はだいぶ難しいと思うので、同じような境遇の方はぜひ、田舎の県庁所在地にある百貨店とかでトライするのをおすすめします(コロナ対策で今はやってないかもだけど)

で、初めてマトモに購入した基礎化粧品ラインはこちらだったような気がします。(ちょっと違うかも)

こちらがまああんまり肌荒れせず使えたということもあり、ようやくこれを継続して購入していくことになります。
なんならちょっと肌質が改善したような気さえするので、肌荒れでお悩みの方はご一考いただいてもいいラインかもしれません。

さらにメイクアップ化粧品もこちらで多々揃え、美容部員さんの教えを忠実に守りながらメイクの練習に明け暮れ…。
そうしているうちに化粧品ブランドの知識がどんどんと蓄えられていき、「人に言われるがまま使う」というところから卒業していき、「自分なりに研究して選ぶ」という「アラサーにしてやっとか!!」というレベルにたどり着いたわけです。遅かったねえ。

■服を買いなおす

そういうわけで服がね、ナチュラルテイストのものばっかりだったわけですが、「男から見た印象」を意識したとき、やはり体のラインがきれいに出る服を着たほうが良いという結論にはなるわけです。

とはいえピッチピチのギャル服みたいなのは破滅的に似合わないのはわかっているので、ここもまた服の旅が始まります。自分に合いそうな洋服の旅はしばらく着地点が見つからず、模索する毎日でした。

で、大人の女性が好むブランドってやっぱりいいお値段しますよね。
ネットサーフィンする中でようやくその名を知ることができた「IENA」で、私は下記服を見つけて「目指すはこの路線だー!」と覚醒するわけですが、今までユニクロの服をテキトーに着ていた女からするととんでもない高級品でした。

ウエストラインにシンプルな切り替えを入れ、程よくタイトなデザインにすることで、体のラインを綺麗に見せる大人カラーのチェックワンピース。
中に着るニットやブラウス等のテイストを変えて着回しも楽しめる優れもの。今も愛用しています。
しかし1着、2万円弱…。
イタイ、お財布が痛い。今までファッションに何一つ気を使ってこなかった女としては、この価格帯にとっても驚き、そしてためらいました。
どうして服1着にこんなにお金がかかるのだろう…。ようやく基本路線とすべき洋服のデザインに出会ったのに、2万円という金額がわたしの気力を奪っていく…。
でも、すぐに思いなおします。

「同人誌で2万円を散財するのは平気なのに、どうしてこの期に及んで服を買うのをためらうのか…?」

と。

なので、買いました。初体験を済ませたサークルで再度お世話になるタイミングで東京に行き、訪れた先の新宿ルミネで潔く試着して買いました。

怖いもので、この一歩を踏み出してしまうと「これが洋服の基本の価格帯」という価値観に塗り替えられるみたいで、その後も割と躊躇なく2万円台の服を買っていくんですよね。もちろん、貯金は目減りしましたw

その後ZOZOUSEDという大変ありがたいサービスに出会ってから、ほぼほぼ服を定価で買うという行為はしていませんが、この時の思い切りもあり、すっかりナチュラルテイストなお洋服はクローゼットからなくなりました。

好きなんだけどね、ナチュラルテイストの服も…。

■今の自分を好きでいるためのささやかな「気づき」

まあ、上記の努力をした甲斐もあり、わかりやすく周囲からは「変わった!?」と言われるようになりました。多分、褒めるニュアンスでの「変わった!?」だったと信じたいですw

とはいえ本当にずいぶん雰囲気変わったみたいで、しばらくぶりにあった人には「何があった…?」みたいな顔をされるのも面白いものですw

かといって、男性に対するスタンスが「まず体で語り合おう(性的な意味で)」なのが今もなお変わっていないので、雰囲気が変わっても決してモテているわけではないのですがw

それでも、おかげ様で「まあ普通だし真面目そうな顔してるけど、強いていえば美人寄りのオンナ」くらいな印象には多分なってるっぽいので、当時の(金にモノを言わせた)努力も無駄ではなかったのかもなあと思います。

今ではセルフネイルなども楽しみ、自分がきれいに見えると思うものに触れることに大変な楽しみを見いだせています。
きっと、処女卒業というきっかけで意識改革が起こらなければ、そんなことも1ミリも思わなかったことでしょう。

どんなことに重きを置いて、自分を好きでいられるかというのは、人のそれぞれの価値観に依りますし、それが何であっても良いものだと思います。
ただ、どうやら私の場合は「自分を男目線で綺麗に見せる努力をすること」だったみたいだと、処女卒業を経て、ようやく辿り着いたみたいです。

なので、まあ相変わらずモテないし、今の仕事には不満だらけで今すぐにでも辞めたいし、人生上手くいっていないと思うことも少なからずあるけれど、29のときの私より、5年たった今の私のほうが好きですね。

というのが、とりあえず高齢処女卒業後に考え直して、実際に変えていった「見た目」のことでした。
長くなりましたが、ここまで読んでくださった方がいたら、本当にありがとうございますです。

あと、処女卒業後にふしだらに遊ぶ中で、真面目に意識改革されたこともあったので、それもそのうち書いていきますね。

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