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精神科でうつ病と誤診された過去

私が過去の講演で使ったスライドをご紹介。
このスライドは《1998年~2006年頃》の私を描いています。

【読み上げた原稿より】

一人暮らしの中、精神科に行くとうつ病と誤診され、
間違った薬を1日15錠飲み続けます。

数年間、身も心もうつ病でしたが、
2級の障害者手帳を取得して、メールの封入作業などに従事。

【説明①】上京の理由・誤診・体調不良

北海道網走郡に住んでいた私は、
1998年の大学進学から東京に上京しました。

進学校に通っていたため、絶対に大学に行きたかった
という背景があったのは確か。

さらには、家族と心が離れた状態が続いていたため、
上京して一人になりたかったのもあります。

絶え間ないストレス・会話の方法がわからない・友達ができない・学業どころか生活にも手がまわらない・やることが多すぎる

ものすごくたくさんの悩みを抱え、大学の学生相談室に通い始めます。(「自分がアスペルガー障害」と知ったのは30歳過ぎです)

精神科ではうつ病向けの薬を処方されます。
しかし薬を飲み続けても、体調が良くなることはありませんでした。

薬によって「普段の体調」と「健康な体調」の間にかい離が生じると、自己治癒力が正しく働かなくなる。

当時の自分がずっと体調不良だった原因の一つです。

【説明②】谷底しかない10年間だった

この時期の私がどんなことをしていたのかと言いますと・・・

・大学在籍中、森田療法を試すために3ヶ月入院する
・大学を4年で中退
・専門学校に2年間在籍して卒業
・就職困難で1年間の偽装請負(無期雇用派遣の前身)で働く
・ネットゲームに1年間ハマって、ニート状態
・社会復帰を目指して、別の精神科病院に行く
・2級の精神の手帳を取得
・障害者雇用の職場に就労

本当に《谷底しかない10年間》でした。
20代を振り返ると。

【今だから伝えたいこと】

苦しい状況が続いても、必ず人生を変える転機が訪れます。

当時の私は、幸せを感じる瞬間がほぼゼロ。
何をすれば明るい未来に進めるのか、まったくわかりませんでした。

そんな20代の10年間を過ごしていましたが、
今思いだすと、懐かしく感じています。

何が私の運命を変えたのか?
障害者らしく生き続けること、ではありませんでした。

今回紹介しているプレゼンの、先のスライドで解説していきます。

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