見出し画像

【昆虫みっけ!】クロマダラソテツシジミ

こんにちは、深見です。急に気温は下がるし、風は強いしで参ります。それはそうと、お昼休みに可愛い蝶を見付けました。

あっ、シジミチョウ!

シジミチョウ自体はどこにでもいるんですが、なんかいつもの(ヤマトシジミ)とは違います。後翅にぴるぴるがついているのです。

ぴるぴる。(尾状突起)

尾状突起は触角のようにも見え、捕食者に「ははーん、こっちが頭だな!」と誤認させる役割があるそうです。

そっちが頭に見える見える。

確かに頭かじられたら死ぬけど、お尻ならかじられても何とかなるもんね。何とかなるか?

ぴるぴる持ちってことはヤマトシジミじゃないな。ルリシジミかな? ツバメシジミかな? 分かんないけど写真撮っとこ!

よく分かんない虫を見付けたら、まずは撮る。大切ですね。出来るだけ色んな方向から撮りました。

翅の表側が分かるように。
裏側も。

撮り終わったら、インターネットを駆使して調べてみます。注目点は以下の通り。

  • シジミチョウの仲間

  • 尾状突起がある

  • 翅の表側はやや光沢のある藤色

  • 後翅のお尻あたりに黒点

  • 翅の裏側は黒点と波模様

  • 翅の裏側の波模様は白色

  • 翅の裏側の黒点の周りがややオレンジ?


尾状突起がある……ということで、ツバメシジミかな? と思い、ツバメシジミを調べてみます。

うーん、ツバメシジミは翅裏に波模様はほとんどないようです。また、後翅お尻あたりの黒点も、ツバメシジミはあんまり目立っていません。違いそう。


ウラナミシジミも似ている気がします。でも調べてみると、やっぱりうーん。

ウラナミシジミは、翅裏に黒点がほとんどありません。今回見付けたものは大きな黒点がありましたので、ウラナミシジミでもないようです。

あれも違う、これも違うと調べていたところ……それらしきものを見付けました。それこそ、クロマダラソテツシジミです。

クロマダラソテツシジミは、本来は東南アジアや南アジア辺りにいる蝶だそうです。しかし十数年前から西日本で見られるようになり、現在では関東でも見られる種類なんだとか。これも温暖化の影響ですかねえ。

幼虫はソテツの新芽を食い荒らすので、ソテツの害虫なんだそうです。あらまあ。

今年の秋は異常に暑かったですからね、クロマダラソテツシジミにとっては過ごしやすい陽気だったのかもしれません。ただ、明日以降の寒さはちょっと乗り越えられないかもしれませんね。
ぐぐっと冷え込むようですので、皆さんも風邪などひかれませんようお気をつけください。


翌日も見付けました。しかし、よく見ると……?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?