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【6G】約10年後の通信革命「Beyond 5G」について解説してみた

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どーも、こざくらです。

今日は、約10年後に来ると言われている通信革命 「6G」について解説していきます。

「5G」じゃなくて、「6G」ですよw

めちゃめちゃ先取りの話になってますが、
やっぱりね、これから先の未来がどうなっていくのか、わかる範囲でも知っておくことは、大切わけです。

未来に限らずですが、情報は知ってるのと知らないとのでは、大きな違いがあります。

例えるなら、情報は道のようなもので、
沢山の道を知っている方が、目標地点にたどり着きやすいルートの選択肢を増やせますよね。

なので、沢山の情報を知っている程、ムダな遠回りを避けられるし、より辿り着き易くなるわけです。

特にテクノロジーの情報は、早ければ早い程、価値が高い、先行者利益が出るといった傾向がありますので、今日は「6G」について、一緒に学んでいきましょう。

はい、「6G」の解説に入る前に、今年2020年3月の下旬から始まった「5G」について、さらっとだけ説明しておきますね。

「5G」は、今主流の「4G」の次の通信技術で、簡単にいうと3つの特徴が飛躍的にアップしているというものです。

1つ目は、速度

4Gの約10倍。

2つ目は、遅延

ほぼしない。

遅延が発生したとしても、それはもう人間では感知できないレベルと言われています。

そして3つ目は、接続

これは「同時に接続できる機器の数」ということになりますが、4Gの約10倍と言われています。

こうした数字だけ見ててもよくわからないので、具体的な状況で説明すると、

例えば1GBくらいの容量の大きいデータ、
資料、動画、ゲームと色々種類はあると思いますが、
そういった重たいデータを、4Gでダウンロードしようとすると、15分~30分くらいかかっちゃったりします。

おっせぇーっ! て思いますよね。

でもこれが、5Gだと、15秒くらいでダウンロードできちゃう感じです。

これならストレスが相当軽減されますよね。

YouTubeでいうと、たまに、なかなか再生されずに止まる、あるいは高画質設定にすると再生されない、といった経験があると思いますが、こういったことが発生しなくなる感じですね。

ただ、YouTubeに関しては、ストリーミング再生といって、
少しダウンロードしたらすぐ再生、
再生し終わったデータは、その場で削除していく、

という、もともと視聴側を極力待たせない仕組みになっているので、そんなにストレスは感じたことないと思いますが、
そのちょっとしたストレスもなくなっていくというイメージですね。

それと、ダウンロードだけじゃなくて、当然、アップロードも速くなっているので、自分から相手に、何かデータを送る時にも殆どストレスなく送れます。

ダウンロードもアップロードも、とにかく通信においては、非常に早い。

となると、ライブ配信サービスでは、配信側は、より高画質な8kライブの映像で配信できたり、

視聴側は4Gでは送れなかったエフェクト、演出といった、
なにかこれまではできなかった表現を送ることができて、より双方向性のあるサービスとして進化していくわけですね。

4G環境だと、視聴者側からは、「短いテキスト」や「いいね!」ボタン程度の表現で限界がありますが、
5Gだと よりできることが増えていくというわけです。

それと、遅延に関しては、ほとんど遅れが生じないという特徴を活かして、遠隔運転や遠隔医療など、
リモート操作により 恩恵が得られるサービスに使われ始めています。

4Gだと、操作してから機器が反応するまで、時間差が生じてしまうことがあったんですが、
5Gでは、その問題はクリア、除かれているので、遠隔技術に活用されているわけです。

だって車のブレーキ踏んで、時間差があったら大変ですからね。

医療においても、名医の指の細かい動きを遅延なく、遠くのロボットが再現できなければ、正確な処置はできません。

そして、接続に関しては、同時接続数が大幅にアップするという特徴を活かし、あらゆるものがインターネットに繋げられていきます。

冷蔵庫や洗濯機、エアコンといった家電製品はもちろん、メガネやペットの首輪など、様々な モノ がインターネットに繋がって、
より人の生活を便利にするための情報が入ってくるようになるわけです。

メガネであれば、レンズに必要情報を出したり、首輪であれば、ペットの運動量や食事回数、睡眠時間なんかの健康状態をスマートフォンに飛ばせたりといったようなことです。

ちょっと前置きが長くなっちゃいましたが、こういったことは「5G」でできちゃうわけです。

とはいえ、始まったばかりなので、実現していないことは沢山ありますし、
そもそも、まだ非常に限定的な場所でしか使えませんw

携帯の販売代理店とか、特定のショッピングモールくらいの本当に狭いエリアでのみ使えるだけで、まったく実用的ではない状態というのが現状ですw

こればかりは、エリア、サービスの拡充を待つしかありません。

はい、ってところまでが「5G」の話です。

ここから本題の「6G」について解説、していきますw

「5G」で、かなり飛躍したサービス展開がされていくことはイメージできたと思いますが、

その次の通信技術「6G」、
ケースによっては「Beyond 5G」なんて呼ばれたりもしていますが、一体どうなっちゃうんでしょうか。

項目、3つにわけて解説していきます。

・1.6Gの概要と特徴
・2.6Gで実現するサービス
・3.懸念

■1.6Gの概要と特徴
5Gがまだ普及していない状況ではありますが、6G開発の話は、各国で始まっています。
日本では、NTTドコモが 6Gにおける技術コンセプトを発表したりもしていて、2030年頃を目途に、サービス提供を目指していると報道されています。

ドコモ

その他、トランプ大統領もTwitterで「5G、6G早く欲しい!」と、
「開発に遅れを取るな!」みたいなことを言ったりしてます。

トランプ

こんな感じでね、5Gがやっとスタートした2020年ですが、既に6G開発の話は始まっているというわけですね。

で、気になる通信速度は5Gの10倍、遅延は5Gの1/10、接続は5Gの10倍と
5Gでも相当早くなっているのに、それを上回る進化を目指しています。

5Gの10倍って言われても、もうよく分かりませよね。

さっき、4Gで1GBのファイルが15分~30分程度、それが5Gになると15秒程度と言いましたが、

6Gでは、1秒もかからないくらいの速さになりますw

もうフィン!ですよ、フィン!

素晴らしいですね。

まぁでも10年後には、人類はもっと大きなデータをやり取りするのが当たり前になっていると思うので、6Gでもストレスが完全に消えるってことはなさそうですけどね。

で、さらに大きな特徴として、エリアの拡大ってのがあります。

この拡大の規模が凄くて、具体的にいうと、これまでカバーしきれていなかった、海、もちろん海中も含みますよ!

そして空、さらに宇宙までも、あらゆる場所でインターネットに繋がる世界を想定して技術開発が進んでいるんですね。

これ、めちゃめちゃ凄いですよね。
実現したら、ほぼ圏外がなくなると。

どこにいても電波が届いて、
どんな時でもインターネットに繋がるわけです。

これだけのエリア、空間の拡張ができたら、ただ便利になるってだけじゃなくて、未知の領域の情報をデータとして吸い上げやすくなりますし、他にも、遭難のような危険に陥ったとしても、助かる確率がグッと上がることになります。

山でも海でも、スマホ1台持ってさえすれば、GPSで場所をピンポイントで特定して救助に向かうことができるわけですからね。

■2.6Gで実現するサービス
具体的にどんなサービスが実現されるのか。

まず言われているのが自動運転の完全無人化です。
すべてAI、人工知能で運転できてしまうと。

5Gの段階でも、特定条件下での自動運転は可能になるんですが、6Gとなる2030年には、完全無人の自動運転が実現すると言われています。

その理由としては、車そのものの技術の進化は当然あるんですが、ネット接続できる機器がめちゃめちゃ増えるということも挙げられています。

ネット接続できる機器って、5Gでも相当増えるんですが、
6Gになると更に増えて、家中、さらには街中ですよ。

「スマートシティ」なんて言われますが、街中のあらゆる箇所にセンサーが取り付けられたり、埋め込まれたりして、色んな情報が飛び交う世界になるんですね。

そうなると、ありとあらゆる分野のとてつもない情報、いわゆるビックデータが集まるわけです。

まぁ既に特定分野のビッグデータはありますけど、更に幅を広げつつ、既存分野においてはもっともっとビッグになっていくと。

膨大なデータが集まれば集まる程、AI、人工知能が飛躍的に進化していくことになるわけです。

そして、そのAIの知能は、自動運転にも大きな恩恵があって、どういう動きをしたら危険で、どんな風に走るのが人にとって安全で便利なのか、
そんなことをきちんと考えて的確に実行できるようになるわけです。

このAIの進化は、自動運転以外にも、当然、活用されていきます。

例えば、ウェアラブル端末。

身体に装着して利用することが想定された端末の事で、現状身近にあるのはアップルウォッチなんかがそうですが、

こういったものが更に形を変えて広がっていくと、メガネとか衣服、
さらには義手、義足、重量物を扱いをし易くするパワードスーツなんかにも入っていって、

単なる情報提供だけじゃなく、人の思考や行動をリアルタイムに支援することで認知能力とか、身体能力まで拡張することが考えられていたりします。

「超サイバネティクス技術」なんて言われたりしていますね。

他にも面白いもので、holoportation(ホロポーテーション)というマイクロソフトが技術開発を進めているシステムがあります。

これね、一言でいうと「どこでもドア」です。

インターネットを通して繋がった相手が、平面じゃなく、3Dでその場に表示されるっていう技術です。

ざっくりとした仕組みとしては、従来のカメラが、向けた方向だけを一面的に撮影しているのに対して、ホロポーテーションでは、複数のカメラで多面的に撮影すると。

で、撮影してできた3D映像のデータを、相手側に送って再現する、
というようなものになっています。

これができたら、めちゃめちゃ便利ですよね。

遠く離れた子供や孫と一瞬にして会うことだってできますし、
好きなアーティストのライブにおいては、会場に行かず、部屋に呼び出して目の前で歌ってもらうこともできるわけです。

他にも、部屋にいながら、スポーツやダンス、ヨガといった、何らかの指導を受けることもできます。

更に言うと、会議や面談、面接なんかにも活用できるわけです。

新型コロナウイルスの影響でリモートワークは一気に広まって、すでに遠隔会議は多くの企業で導入されていますが、その質が更に上がるわけですね。

そうなってくると、アレアレと。

企業によっては、オフィスっていらなくない?って話になってきますよね。

通常業務はリモートで、必要な打ち合わせも3D空間で、ってことが実現できるなら、オフィスは不要なわけですよ。

一部上場企業の物件だと、年間億単位の費用がかかっているわけで、これが浮くとなったら、別事業にまわせますし、

逆に無駄にオフィスを構えていたら、株主からも本当に必要なのかといった指摘が入るかもしれないわけです。

そういったことを考えると、将来的にオフィスを持つ企業はなくなっていく、あるいは縮小していくといったことが考えられます。

このように、そう遠くない未来、6Gによって、私達の生活は 今とは大きく変わったものになるわけです。

今日紹介したもの以外にも 多くのサービス、技術が これからもどんどん出てきて、これまでの当たり前は、なくなっていくかもしれません。

テクノロジーによって、無駄が省ける、便利になることがわかれば、一気にその工程はなくなります。

タイムリーな話でいえば、今回のウイルス騒動により、リモートワークが一気に取り入れられて、出社がなくなった人、沢山いると思います。

ウイルス自体は大きな問題ではありますが、リモートワークで業務が回せること、そして、毎日の出勤時間や身支度時間を他の有意義な時間に充てられることに気づくことができたわけです。

結果、ウイルス騒動による緊急事態だから、リモートワーク、
ではなくて、原則リモートワークにする企業といのは、今後出てくると思います。

なので、テクノロジーの発達によって、どういう未来が訪れるのか、その概要だけでも知っているのと知らないのとでは、将来に対する準備は全く変わってきますよね。

ただ、便利になることだけに目を向けるんじゃなくて、逆に問題になってしまうようなことはないのかってのも見ておきましょう。

というわけで最後。

■3.懸念
5Gになると、インターネットに繋がるものがモノがめちゃめちゃ増えていきます。

そして6Gになるとさらに増えて、殆どの情報がデータ化されて、蓄積されていくわけです。

そうなると恐いのが、それが漏れた時です。

情報漏洩。

今よりもより細かいデータが漏れることになるので、どこの誰なのかはもちろん、どの時間帯であれば 家にいるのか、いないのか、

あるいは、どの時間にどこにでかけていて、だれといるのか、どういう生活リズムを送っているのか

そういったことが漏れてしまうと。

そうなったらめちゃめちゃ恐いですよね。
どうセキュリティ対策を立てたらいいのかもわからないレベルです。

なので、テクノロジーの進化、6Gの世界においては、このセキュリティ対策が非常に重要になってくるといえます。

とはいえ、セキュリティ自体もテクノロジーの恩恵を受けるものなので、強固な仕組みも同時に誕生していく可能性は十分考えられます。

それと、AI、人工知能が飛躍的に進化するという話をしましたが、機械が進化すれば、その分人間はしなくていいことがどんどん増えます。

人が処理するよりも、AIが処理した方が正確で 生産性は比べものにならないくらい大きいです。

世界はどんどん便利になっていきますが、それと同時に仕事はなくなっていく。
 
もちろん新しい分野の仕事も生まれてくるでしょうが、5G、6G以降の世界では、人の価値を問われていくことになります。

その時あたなはどんな価値を提供できるか
どんな風に生きていくか

ってことを突き付けられるような世界にもなっていくと思うので、
こういった点も踏まえ、考えておくことは大切です。

はい、というわけで、今回は5Gの次に来る通信技術、6G、
別名「Beyond 5G」について話をしてみました。

6Gが始まって、且つ普及するまでを考えると凡そ20年くらいですが、引き続き、テクノロジーの情報含め、
インコ達と一緒に役立つ情報を発信していきます。

それではまた、次回の記事(動画)でお会いしましょう!

YouTubeでお得な情報の動画配信もしています。
気軽に聞き流しても情報吸収できるようにしていますので、是非ご活用ください。


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