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【阿賀北NJ運営日誌】デザイナー座談会ついに開催!

2月28日(日)にデザイナー座談会を開催しました。
以前から計画されていたこの企画ですが、スケジュールが合わず今回まで延期となっていました。
しかし今回、作品制作も終了し、感想戦も兼ねた座談会を開催することができました!

今回はゲストに阿賀北ノベルジャムオンライン2020公式ホームページの制作に携わっていただいた、株式会社テクスファームの加藤雅一様をお迎えし、前半は各作品デザインについて、後半は座談会「ノベルジャムにおけるデザイナーの役割とは?」という構成でお届けしました。

それではここから、各作品のデザインコンセプトを紹介していきます!

デザインコンセプト

『バッテンガール』
(著:Yohクモハ/チームあがっと)
デザイナー:吉田彩乃

メインビジュアルには主人公がジャンプシュートをしている躍動感あふれるシーンを、背景の山のモデルには作中に登場する三面川上流に位置する大旭岳を起用。当初は体育館を背景にする案も出たが、主人公が立ち向かっていく壁を山で表し、ジャンプシュートで超えていく様を表現することに。
また、裏表紙は作品後半のキーワード「アケビ」にちなんだもの。読み終わった後、裏表紙のアケビを見て「このアケビは!」と最後まで楽しんで貰えるように書いたそう。
タイトルロゴは主人公のまっすぐな性格を表現。また、主人公のトレードマークであるバッテンを盛り込んだ。

『サイマル769』
(著:萬歳淳一/ちーむ☆おっちゃほい)
デザイナー:小椋愉未

各9章分の挿絵は、リスナー目線を意識したコメント付きのものに。作品の読み込みや著者との話し合いを行い、主人公がどのような性格なのかをイメージした。
表紙の構図は著者の萬歳さんが考案。スタジオセットはFMシバタの写真をもとに作成したため、見覚えがある方もいるかもしれないとのこと。ガラスの反射・影など細かい表現は編集者からアドバイスを頂いたそう。
タイトルロゴはモデルとなった「FMシバタ」のロゴに似せて作成。

『JKファンタジスタMISONOと5つの新潟』
(著:月城いなほ/チームあがっと)
デザイナー:岸端優奈

表紙コンセプトは「明るく、楽しい、POPなイメージ」。
各キャラクターの魅力が強かったため、彼女たちの日常風景を切り取った表紙デザインに。
表表紙だけではなく裏表紙に趣向を凝らした。表表紙では隠れている部分を、裏表紙に描いた。実は作中で語られている各キャラクターにちなんだものが描かれているらしい・・・?
髪型や髪色に特色を出したキャラクターデザインを意識。しかし、個性の強いキャラクター達に苦戦したそう。

『帰り道』
(著:師尾祥大/ちーむ☆おっちゃほい)
デザイナー:岸端優奈

表紙デザインでは主人公をセピア調で描き、背景には星空を起用。
主人公の辛い思い出や夕暮れ時を表現するために、あえてセピア調で描くことを選択したそう。また、背景に夜空を起用したのは、作中に登場する車掌から「銀河鉄道の夜」をイメージしたため。表紙の背景を全体的にゆがめることで、主人公のもやもやを表現。
タイトルロゴに一部取り入れられた赤は主人公のドロドロとした感情を表し、「道」の文字の一部が線路のように描かれている理由は作中に隠されているらしい。

『おっかなびっくりスローライフ』
(著:嶋幸雄/ほっかほっかしょうせつ倶楽部)
デザイナー:森川亮

著者の好きな表紙タイプから表紙を作成。パステルカラーが好きだったため、今回の表紙のメインカラーはパステルピンクになったそう。
ラフ案では、写真を前面に出したものや文字だけのものなども挙げられた。
表紙にあしらわれた〇△▢の謎は残ったままである。
※デザイナーの森川さんが欠席だったため、著者の嶋さんからお話を聞きました。

座談会

各デザイナーからの紹介が終わったところで、座談会へ。
「ノベルジャムにおけるデザイナーの役割とは?」と題したこの座談会、トピックには「電子・セルフパブリッシング時代のデザインとは?」「チームでのものづくり」を用意。
ロゴや帯・配色はどのように変化していくのか、また初のオンライン開催となった今回のイベントで感じたオンラインコミュニケーションの感想など、各々が自由に話していました。

今回初めて小説の表紙や挿絵を描いたという方や普段からよく絵を投稿されている方など、阿賀北ノベルジャムオンライン2020のデザイナーには様々な方が参加されました。
著者・デザイナー・編集者、様々な年代地域の方が参加した今回の阿賀北ノベルジャム、グランプリはどの作品が受賞するのでしょうか。グランプリ発表は3月21日(日)となっていますのでご期待ください!

【各種リンクのご案内】
阿賀北ノベルジャムオンライン2020の作品はすべてエブリスタでご覧いただけます。
また、審査基準やノベルジャムについての紹介などは阿賀北ノベルジャム公式ホームページ、阿賀北ノベルジャム実行委員会の活動や前身イベント「阿賀北ロマン賞」の過去作などは阿賀北ノベルジャム公式noteで公開していますので、ぜひご確認ください。




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