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suzumuraxxxjun
隔週警察の奢り 毎週ショートショートnote
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隔週警察の奢り 【410字】
隔週警察が常態となった23世紀。どこの家庭にも警察官の制服がぶら下がっていた。庶民は火の用心感覚で警察官を務める。
社会サービスはほぼAIとロボットが担っていた。警察だって例外ではない。せめて自衛の組織は、というのでかろうじて残っている制度だ。主体となっているのはコップボットと呼ばれる頑強なロボット。
ところがこのところ、このロボットに故障が多い。いざ犯人逮捕となった時に逮捕の容疑の告知ができない。突然腕が取れてしまう、転ぶなどの不手際が相次いだ。
どうも部品が少しずつ抜かれているらしい。彼らコップボットに近づける隔週警察が疑われたが確証がないまま、世論はコップボット廃止に急速に傾いた。
いよいよ廃止という段になって、コップボットが叫んだ。
「おい、いいのか?俺たちから部品を盗んだのは隔週警察官だってことわかってるんだろうな。彼らに治安を任せるのか?俺たちゃ全然構わないが」
人間は治安維持機能を握り、自滅していったとさ。
了
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たらはかに さま
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