歌ってみたをやってみよう(選曲篇)
11.21追記→ポッドキャスト版が出来ました!※音量大きいかもなので注意ください!
歌ってみたシリーズも第三段になりました。今回は選曲の大事さをテーマに具体例を出しつつ探って行こうと思います。
○目次
キー変更の効果→選曲によるメリットデメリット→ボカロは万能→自由度で選曲をする→選曲してはダメな曲→おまけ、歌詞は人を選ぶ。
今回は何も道具は必要ありません。この曲はどうこう説明をするので一緒に聞いてくれれば幸いです。
音程的に不可能!や、流行りがあるからこれ歌う!など常識の範囲の話は割愛しますね。
※今回はあなたの声に明らかな特徴が無く、歌唱力は普通と言う前提で話を進めて行きます。
※音楽用語は出ませんが一部ニュアンスしか伝わらない表記になる事を了承くださいませーー!
○カラオケと歌ってみたは違う
今回は前提として、カラオケは遊びで歌ってみたはコミュニケーションの為の作品と仮定して言葉を使っています。
カラオケの選曲と歌ってみたの選曲は違うと言いたいのですが伝わると幸いです。
○キー変更すると何が起こるか
カラオケで高い音が出ない!や異性の曲をキー変更で対応すると思います。カラオケは気持ちよく歌うのが目的なのでそれで大丈夫なのですが、歌ってみたでは効果として使うのも手です。
キーを変更すると曲の雰囲気がガラリと変わります。高速道路を走ってる車が一般道へ、都市のはずが農村へ、赤から紫へと言った具合です。
転調のある曲がわかりやすいですが、急に明るく勢い良くなるパターン多いですよね。
人気曲を歌ってみるけど他と差別化をはかりたい時にワザとキーを変更して雰囲気を変えるのはいかがでしょう。
○歌ってみたが映える曲は何か
元々声が良い人は正直何を歌っても映えますし、私は人間全員良い声と思ってる党ですが、それでもキャラクターってありますよね。パワフルボイスとか甘い囁きボイスなど人それぞれですし器用な方は歌い分けることも出来ます。
せっかく動画なり歌を人に聞いてもらうので、出来ればポジティブな評価を貰いたいですよね。
まずは簡単な選曲方法を試してみましょう
1、親和性で選ぶ
例えば紅白にも出たLiSAは声量大きいパワフルボイスが特徴ですよね。滑舌も良いですしエモーショナルに見えて実はお手本通りな癖のない歌唱をします。
ですのでパワフル系な歌声をする方は彼女の曲との相性が良いことは約束されています。聞く方もこの曲歌う気持ち分かるわーと共感が生まれると思います。○○さんみたいなパワフルな声出せて羨ましいなどコメントされそうですね。
ですが親和性が高い影響で本家と簡単に比べられてしまうデメリットがあります。カラオケで褒められた曲が歌ってみただと反応が薄い方はここに原因があるかも知れません。
後で述べますが、曲を選ぶ際は自由度の高い曲で個性を出す方法があります。
2、ギャップで選ぶ
では激しい曲を囁きボイスが歌うとどうなるでしょう。ギャップで少なからず反応があると思います。何故なら分かりやすいからです。ですがこの曲は私に合わないと人は良く口にします。基本的に何となくで親和性の高い曲を選んでしまうのが人間ですね。
ギャップで選ぶデメリットは曲の雰囲気をコントロール出来ない事です。分かりやすく言うと、やってみるまで正解かが分からない事です。
全然曲に合ってねーじゃんと言われればそれまでで、いやいやワザとやってます!面白いでしょ?と説明しても伝わらないのが音楽の面白い所です。
ギャップを狙う方は聞いてもらえる母数(釣り)には効果的ですが、余程音楽に詳しい方でないと奇跡的に上手くいくのを待つしかない一面があります。
3、ボカロが歌ってみたに選ばれる理由
歌ってみたと言えばボカロっしょ!な方多いと思いますがもちろん理由があります。
ボカロは元が機械(ボカロ信者の方すいません)なので、誰が歌っても自然とギャップが生まれます、機械と人間なので当然ですね。伴奏もボカロに合わせてあるため(ボカロは現代ではちょうど良い普通な声質をしています)人が歌ってもほとんど親和性が保たれます。同じ曲をボカロでも歌ってみたでも両方聞く方は多いのでは無いでしょうか。
ボカロは誰が歌っても正解になる魔法がかかっている音楽です。
現在では良くも悪くもボカロを歌ってみたが飽和しており、各自好きな歌い手を基準に厳しいジャッジをされる意外と差別化がシビアな世界かなと感じています。
さて、ここまでは一般的な話をしてきましたが次から応用篇になります。
○YOASOBIのフラットさとAdoの自由度
近年流行っているのはこの2組では無いでしょうか、何故なんでしょう。
ここからは曲の自由度を聞き分け選曲する方法を紹介します。
自由度とは何かですが、歌謡曲や演歌って歌う人によってコブシや歌い回し、感情の入れ方が変わりますよね。このニュアンスで伝わると嬉しいです。
YOASOBIはボカロである
すごく前の記事に述べましたがYOASOBIはボカロの上位互換です。滑舌も音量も声も全部良い今では日本人の耳の基準になる勢いです。つまりフラット(平坦)なんですね。
先程のボカロの箇所で述べた効果がYOASOBIを歌う事で起こります。そのかわりYOASOBIに歌い方を寄せてしまうと本家が完璧な分残念な仕上がりになるので要注意です。
YOASOBIを歌うのに大事なのは、自分ならどう歌うかを考えることです。遊びましょう。
○Adoは原曲がそもそも自由度が高い
うっせぇわと言う曲が分かりやすいですが、Adoと言う歌手は一部の声質と歌い方に個性がある人ですね。その割に何度も聞ける不思議な現象は、伴奏がガチガチAdo仕様では無く良い意味で適当なんですよ。
伴奏がまったりしている影響でAdoが自由自在に歌い上げられる様に仕組まれているのです。
もちろん歌ってみたでも自由さは健全で、誰が歌っても面白い。しかも皆さん色んな歌い方で歌いますよね。
伴奏がふんわりしている影響で歌で個性を出すしか無いと誰もが気付き、歌ってみたの根本の面白さが再発掘された名曲だと思います。
○選んではいけない曲
世の中にはその人用に完璧に作られた曲と言うのがあります。これを歌ってみたで選ぶと完全にスベります、スベると流行るは違うので全くオッケーなんですけど笑
例えばYOASOBIでは怪物
怪物と言うアニメの主題歌があります。この曲は彼女の声を活かすために完璧にコントロールされた曲です。簡単に言うと自由度が0です。
どれだけ自由度が無いか示す良い動画があったので紹介します。YouTubeにある、怪物をMay'nが歌った物です。この曲はテンポと音符にそもそも自由度がありません。発音した瞬間に次の音が押し寄せ機械みたく歌うしか方法がありません。
May'nはこのYOASOBI以外が歌うとつまらない曲にエモーションを乗せる方法を選びます。May'nは伸びのあるパワフルな歌が特徴ですから、もう情熱を足すしか無くなるんですね。しかし後半になっていくにつれて情熱の足し算が行きすぎて曲が崩壊している、プロが歌ってもどうにもならないなら歌ってみたでどうにかなる訳が無いと言うのが私の怪物の答えです。
ちなみに私はMay'nのツアーに何度か行ったこともあり映画の舞台挨拶で最前列を勝ち取った大ファンなのでMay'nの怪物にはファンとしては200点付けています。
夜に駆けるも自由度が高くは無い曲ですが、聞く側が良い声を見つけやすい面白い構造です。
YOASOBIファンでは無いので分かりませんが、たぶんと言う曲はYOASOBIの中ではかなり自由度が高い曲です。感情も歌い回しも好き放題出来そうですね。
たぶんをaikoが歌うと最高だと思います。aikoステップしながらカウントダウンTVでやって欲しい。はい余談でした。
○おまけ、歌詞は人を選ぶ
きゃりーぱみゅぱみゅの曲は和音とメロディの構造がとても不安定に出来ているのに加えて、例えばファッションモンスターと言うパワーワードは彼女が言うから面白いのであって他の人が言っても何か違う、むしろ腹が立ってきたと思うくらい歌詞自体の個性が物凄く強い。
作曲家が同じでもperfumeのレーザービームは、ストレートドキドキするからレーザービームが自然に聞こえるのであって、と言った様にperfumeのパワーワードはパワーワードのストーリが歌詞に一応ある。
歌詞で選曲する人は少ないと思ったので極端な例を出しておまけとしました。
○まとめ
選曲は流行りや好み、私にはこれが合うと自己判断で選ぶ方がほとんどだと思う。ですが自分の声や歌い方を活かす曲を選ぶことを効果として考える、のキッカケになれば幸いです。
男性曲が出てこないと今気付きましたすいません。
今回は自由度と言う単語で括りましたが、リズムやメロディの訛りが人それぞれあって云々と講釈たれたかったのはここまで読んでくれた方だけの秘密とします。
今日も素敵な1日で有ります様に!それではまたー!
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