映画『ミナリ』感想 異文化で描かれるアメリカ
紛うことなき「アメリカ映画」だったと思います。映画『ミナリ』感想です。
1980年代のアメリカ。韓国からの移民であるジェイコブ・イー(スティーヴン・ユアン)は、家族を連れてアーカンソー州の田舎の土地に移住してきた。ジェイコブは、その地に農場を拓き、韓国の野菜を育てようとする。新居はボロボロのトレーラーハウス、病院へは車で一時間という住環境に、妻のモニカ(ハン・イェリ)は、夫への不満を募らせる。最も心配だったのは、子どもたちの事、特に弟のデビッド(アラン・キム)が心臓の病