映画『マイスモールランド』感想 悲劇を強さに変える作品
酷い社会制度と、人間の美しさの対比が素晴らしい。映画『マイスモールランド』感想です。
是枝裕和監督の助手などを務め、今作が商業長編映画デビューとなる川和田恵真による監督・脚本作品。川和田監督自身も、日本とイギリスのハーフなので、その経験が多分に含まれた物語であることを想像させます。
主演を務める嵐莉菜さんも、本作が映画初主演にして初出演。実際にはクルド人ではなく、母親が日本とドイツのハーフ、父親がロシアやイラクにルーツを持つ元イラク人で日本国籍を取得しているという