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初日から出会い満載

徳島へ出発

早々に香川県から徳島へ移動。
早速徳島の表現者(女優、衣装制作などなど)ぼーさんと会う。喫茶店に移動していろいろ話す。

ぼーさんの葛藤

彼女と話してて

「自分の言葉の引き出しを増やす事がいいことなのか?」

「増やすことにより、それを脳が整理して選択して言葉を選ぶ部分が大きくなる。でもそうする事により自分の心の奥にある衝動的で感覚的な言葉がどんどん聞こえにくくなってしまう気がする」

こんな様な事をいっていたのが印象深い。
これは彼女が最近劇団に入り言語化することを求められているゆえの悩みなのかもなぁとか思った。

言語化することは感覚的な部分を削ぐのか

この話しを聞いた時に「APAF2018~アジア舞台芸術人材育成~」でアジアの表現者たちと一緒にクリエーションしてる時に起こった事を思い出した。
フィードバックを大切にする演出家の元何度も何度もトライしてはフィードバックしていた。
そんな時、一緒のチームのインドネシアのコンテンポラリーダンサーが何度めかのフィードバックの時に急に泣き出した。
その人は自分の思った事を瞬時に整理して理路整然と言葉にする事が苦手でフィードバックの時間が苦痛だったと。
言語化するのになれてないからストレスだったんだろうなぁ。
でも彼女の少ない言葉のフィードバックは説明的でない分明瞭だったし、本当に感覚が鋭いんだなぁと思った。

おれは全てを言語化するのは無理だと思う。
言語化できない感覚的な部分というのは絶対あるし、言語化することにより矮小化してしまうこともある。
ただ言語化する必要性も強く感じるから、頭でっかちにならずに感覚的なところも研ぎ澄ましてバランスをとることが大切なのかなと。

この企画の本質

ぼーさんと別れて劇団まんまるのアトリエくまへ。
事前に連絡していた主宰の丸山さんが様々な人に声かけてくれていて続々人が集まってきた。
一通り集まった人と話して、ふと、俯瞰でみると、それぞれの空間で人と人が繋がり始めていた。なんか嬉しいなぁ。
丸山さんがおれに
「寺越くんって突然きた法事みたいな人だよね」
みたいなことを(笑)

表現者と出会っていく中で人と人を繋げたいという思いはおれの中ででかいかもしれない。
その上で一緒に即興的に¨何か¨つくる人を見つける。こういうことなのかもなぁ~この企画の本質は。

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