学内の公務員講座を受講しなかった話

こんにちは。あふと申します。
今回から、私の就活体験記を綴っていきたいと思います。

私の就活が始まったのは大学3年生の4月。「公務員講座を受けるか受けないか」の選択を迫られた時でした。

※この記事は公務員講座を否定する、または、公務員講座を受講しないことを勧める記事ではありません。あくまで私が受けるか受けないか判断した時のことを記しております。

------------

大学3年生。今まで単位を適当にとってバイトして遊び暮らしていた大学生が、「就活」「インターン」というワードを聞く機会が増える時期である。
特に、私の通っていた大学では、大学3年生の4月から学内の公務員試験対策講座が始まる。それに申し込むか申し込まないかで、まず「公務員」か「民間」かの選択を迫られているようなもの。
この時の私は典型的な「就活から逃げる大学生」であり、公務員講座の説明会も、その存在すら知らずにアルバイトに行っていた。
どこの大学でもそうかもしれないが、公務員に内定を貰った先輩方は皆、公務員講座を受講しており、公務員を目指す人は講座をとる、というのがひとつのセオリーになっていた。そして私の周りの公務員を目指す友達もまた、皆講座をとるという話であった。

私はこの講座を受講するかどうかの選択を迫られた時、非常に躊躇した。
その理由は、以下の通りである。

1)今の時点で公務員を目指すことは確定できないこと。
大学3年の4月なんて、就活のしの時も知らない時である。最近では低学年向けの説明会も多いが、意識の低い私は楽しい大学生活を就活に邪魔されたくないと思い、限りなく就活を避けていた。なので公務員がどんな仕事か理解が全くなかった。興味はあったが、だからといって一生の仕事を決めるかもしれないタイミングで「なんとなく」公務員を目指すということは絶対に避けたかった。

2)仮に公務員を目指すとしても、国家総合職を目指す可能性は限りなく低かったこと。
公務員といっても色々な種類があるが、学内の文系向けの講座は1種類しかなかった。国家総合職を目指すカリキュラムで、それをやっていれば他の試験も対応可能、というものだった。
私は当時、国家総合職=ブラックというイメージをもっていた(実際にはそんなことない場合もたくさんあると思います)ので、国家総合職を目指す気は全くなかった。
私の目指す職に対し、国家総合職対策というのはさすがにオーバーキルなんじゃないかという不安もありました。

3)講座が講義形式だったこと
これは当たり前のことですが…
私は意識の低い大学生だったので、大学の講義では内職するか、携帯をいじって講義をほとんど聞かず、試験前に教科書とにらめっこして試験対策をするということが常態化していた。
こんな奴が、いざ公務員講座を受けたところで心機一転真面目に授業を受けるわけがなく、携帯をいじって一日終わることが目に見えているのである。
そしてこの頃、大学受験や大学の授業を通して、そろそろ講義を受けるだけで勉強になる訳では無いということに気づき始めていたのである。当たり前の人にとっては当たり前だが、講義を受けるだけでは不十分で、予習や復習、アウトプットの機会は自分で設けなければならない。これらは当然、講座の代金には含まれていないのである。

4)料金が高いこと
もちろん、それに見合うだけの価値のある講義が提供されているであろうことは間違いないと思います。
しかし、ウン十万という大金はポンと用意できるものでは無い。確実に公務員を目指すという覚悟もないのに親を頼るわけにもいかない。料金は一括払いであり、途中でやめても(おそらく)払い戻しはされないのである。
学内の公務員講座の申し込み締切はかなり早かったが、大手民間の公務員講座は締切がないし、値段も学内の方がべらぼうに安いという訳では無い。本当に公務員を目指すとなって公務員講座を受けたくなったらそっちを受ければいいやという逃げ道もあった。

これらの理由から、私は公務員講座を「受講しない」ことを決意した。

------------

もちろん、受けたいと思う魅力や、受けないことに対する不安も多くありましたが、その辺はまた次の機会に執筆できればと思います。

これから公務員講座を受講する・しないを迫られる方も、ぜひ、よくよく考えて選択して欲しいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?