「公務員は人を幸せにできない」?
最初の記事は、私が無事に公務員の内定をいただき、お世話になった方々に報告の連絡をしていた時のエピソードを書こうと思います。
「お前は人を幸せにすることはできない」
お世話になっていたアルバイト先の料理人にこう言われました。
私は驚くとともに、そんなことない、と反発の気持ちを覚えたのを記憶しています。なぜなら私は、困っている人の助けになりたいと思い、公務員を志したのですから。
よくよく考えるうちに、少しこの人の言うことがわかる気がしてきました。気づいたことは、「困っている人を助ける」ことと「人を幸せにする」ということはイコールではないということです。
「人を助ける、支える」ことは、「困っている状態にある人を普段の平穏な状態にする」という、マイナスをゼロにする役割。
一方、「人に幸せを与える」ことは、「普段の平穏な状態にある人に幸せを与える」という、ゼロをプラスにする役割。
そして、公務員という仕事は、ほとんどがこの「マイナスをゼロにする」役割であるということに、この時気付きました。住民にとって公務員の仕事は「やって当たり前」であるんだなということを、内定が決まってから思い知ったのでした。
それでも今内定を頂いている仕事はやってみたいと思うし、人を幸せにできない仕事でも、続けたいと思えるようなやりがい、モチベーションを見つけたいものです。
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