見出し画像

誰も教えてくれない新聞配達の世界

実は劇団バイト時代には新聞配達もしました。

新聞屋の仕事は早朝3時半に店に行き、新聞配送トラックから新聞を荷下ろし、割り当てられた部数をとってチラシを折り込み、朝刊で200部、夕刊で100部配ります。折り込みは慣れるまで時間かかりますが、慣れると数分で終わります。早朝4時前には出発をし6時前には配達が終わります。

マンションなど集合住宅は楽ですが、むかしの団地の場合は階段しかなく、登り降りが結構辛いです。あと雨や雪も。雨の日は全部ではないけどナイロンに新聞を入れる作業も追加されます。ナイロンに入れる機会がありますが、みんな取り合いです。

200部を配るとなるちバイクに山盛りに積んでいきます。慣れないとふらふらしてバイクごと倒すこともあります。雨の日に倒したら悲惨です。交換できる新聞紙はないのでそのまま配るしかありません。200件近く暗記して配るので、間違いや配達漏れも意外とあります。ベテランさんはそういうのはほぼ無いです。

ルート上、他社と一緒になることもありますが、なぜお互いの自慢をします。新聞配達店は社長がいて、店長がいて、専業員が2人くらい。あと新聞奨学生が1人とか2人くらいいて、アルバイトが数名で構成されてます。最近はわからないですが当時は休みがほぼ無くて、人手不足でもあるので、休み無しに仕事する超ブラックでした。

アパート付き(店によっては食事付き)で給料もまあまあ良くて、採用の敷居が低いので、家がない人も結構採用れてきてます。訳ありな方も結構多いです。逆にいうと誠実真面目な人は少ないかもしれません。

朝6時くらいまでに配達が終わるのですが、そのくらいに見れる朝日がすごく綺麗です。朝早いので配達員さんたちは配り終わったら、昼まで仮眠します。それから午後にチラシの折り込み準備や集金、営業して、夕刊配って、集金してという日常を来る返してます。

体力と忍耐だけが勝負な世界だと思いました。
コメント
コメントする…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?