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チャンピョンシップ第二節 ハーダスフィールドvsレスター


スターティングメンバー

プレミアリーグが開幕を迎え、よりイングランドで盛り上がり始める中、レスターは第2節を迎えた。
スタメン

GK ストラルチュク
DF
RSB リカルドペレイラ
CB ファース
CB ヴェスターゴーア
LSB ドイル
MF
CMF ウィンクシー
CMF プラート
CMF KDH
FW
LW マヴィディディ
CF イヘアナチョ
RW マディバドゥア
この試合も4-1-4-1から3-4-2-1の可変のフォーメーションで挑んだ。

試合内容

まずは結果から、1-0でなんとか勝ち切った印象の試合であった。
前半からボールを保持していたのはレスターであったがフィニッシュの制度、縦パスがさせないなど多くの課題が浮き彫りになった試合であったと思う。ハーダスフィールドはマンツーマンディフェンスで臨んでくる中テンポの良いパス回しで攻め込みたいところであったがとにかく縦に遅すぎた。特にマンツーマンでくる相手に対して自分たちから首を締めに行っているように思えた。この試合ではイヘアナチョが頂点にいたのでイヘアナチョのボールを当ててからサイドの裏を取る動きが少なすぎた。ボールを保持することは悪いことではない。ただ、今のレスターはボールを保持することに満足してしまっている。また、攻守のい切り替えは昨シーズンからだが「遅い」イヘアナチョにボールが入ってから何人の選手が追い越そう、関与しようと攻撃に素早くシフトチェンジしにいっただろうか。ほぼ、いない。全力でカウンターを決めに行く姿勢があまり見れなかったのが残念である。もともと、カウンター主体のチームがポゼッションスタイルへと変化を望んでいる今シーズンであるが、ボールを握り続ける中でも要所でくるカウンターの精度は求めたい。より柔軟なサッカーを展開できるようして欲しい。
開幕戦の続き課題となったのは後半の入り方だと思った。開幕戦では後半立ち上がりに失点、今節では立ち上がりに失点しかねない場面があった。前半の改善すべき点などもあるだろうが後半の試合の入り方は見直すべき改善点である。
失点してもおかしくないシーンが開幕戦とどうようにあったが何とか無失点、マヴィディディが何とかこじ開け勝利することができた。内容はまだまだであったが厳しい試合を勝ちにつなげられたのは今後重要になってくると思うのでひとまずは安心した。

選手評価


GK


ストラルチュク
ハーマンセンと比べてしまうと足元の技術は足りないなと感じてしまったがよくやっていたなという印象を受けた。その一方でハーマンセンの足元の技術の高さを痛感した試合であった。

DF

RSB リカルド
今節もサイドバックから中盤に関与する可変での出場かつキャプテンマークを付けての出場であった。足元の技術は確かだが今日は横パスの選択肢が多すぎた印象を受ける。もっと縦パスを入れられるタイミングはあったし、サイドに展開する場面を増やしても良い。もう一つ気になったのが守備時のポジション。本来いるべき右サイドにいないことが多く、最終的に相手を自由にさせてしまう場面が見受けられた。可変で中盤に加わるのはいいが守備の役割は見直すポイントかもしれない。
CB ファース
新たなディフェンスリーダーの誕生と言ってもいいほどこの試合のファースは素晴らしいパフォーマンスを見せた。1体1、スライディング、前に出て刈り取るタイミング、持ち運び、どれを見ても素晴らしかった。昨シーズンの独断で前に刈り取りに行き剥がされるシーンは見受けられなくなりさらに成長した姿がグラウンドにはあった。レスターにとっては大きな財産だ。
CB ヴェスターゴーア
開幕戦よりかは良いプレーをしていたように見受けられたがやはり、守備力の面で物足りなさを感じてしまう。今節のようなボールを握る時間が多い試合ではいいが、より攻守の切り替えが激しい試合では厳しいように感じてしまう。
LSB ドイル
守備面ではスピードを生かしたカバーリングは魅力であまり気にならないが攻撃の関与が気になるところ。可変のフォーメーションであるため3バックのようになるため攻撃の関与に関してはあまり多くのことを言うことはできないが、サイドバックであることを考えるともう少し攻撃参加を期待したいのが本音だ。

MF

CMF ウィンクシー
リカルドと同様に横パスが多すぎた印象、もっと縦に効果的なパスを付けたい。また、持ち上がったあとの選択肢が少なかった。中盤の底で配給役を担っているためあまり攻撃への参加には物足りなさをやや感じる。ミドルシュートなども見てみたい。
RMF プラート
2列目からの飛び出しはやっぱうめぇ。この試合でプラートにいうことは「決めろ」ただそれだけかな。
LMF デューズバリーホール
開幕戦に比べると良くピッチ全体は見れていたという印象を受けた。あと求めるのは自分のところでより相手を引き付けながらボールを散らすこと、ビルドアップの貢献かな。KDHがビルドアップに貢献できるとリカルドをよりサイドで殴らせることができる。スタミナ豊富な選手だし攻守でもっと存在感を出せると思う。

FW

RW マディバドゥア
ゴールへ向かう姿勢がもっと欲しかった。生粋のドリブラーの持ち方をする選手なので今後に期待が高まるが、右よりも左の方がやりやすそうではある。今日に試合では少し消極的すぎた。見た感じ全然通用すると思うので、あとは自信なのかな。
LW マヴィディディ
前半は消えていることが多く苦しかったと思うが後半は良かった。特に得点のシーンの仕掛けは良かったし、シュートまで完結させたのが良かった。まだまだできる。もっと仕掛けてゴール、アシストを奪って欲しい。あとは、マディバドゥアにも言えることだがもっと背後を取る動きを増やしても良いのではと思う。
CF イヘアナチョ
まずは一言「枠飛ばせ」キープできるし積極的にゴールを狙う姿勢は良かった。ただ、イヘアナチョが持ってからの味方のサポートが少なく単独突破しか選択肢を持てなかったのがかわいそうだった。周りを生かすことのできる選手なので、イヘアナチョにスイッチが入った時の周りのサポートの改善が必要。

SUB

エンディディ
相手が嫌な位置に走りこんだりと良い動きはしていた。特に不満はなかった印象。役割が変わりながらもしっかりと適応しているが、今のコンディションでアンカーのポジションでも見たいところではある。
ヴァーディ
マンツーで来る相手に対してヴァーディが入ったことで背後のオプションが生まれ脅威になることができたと思う。より攻撃に厚みを出すためにもイヘアナチョとの2トップを見たい。衰えを感じないと言ったら嘘だが、まだまだやってくれる。
チョードリー
守備固め、試合を締めようとリカルドに代わって投入。サイドバックでの起用となりリカルドと同じ役割だと思うがレスターがやや引きこもりに入ってしまったので中盤での配給は見られなかった。カラバオカップを見たところチョードリーもリカルドと同じ役割はこなせると思う。機動力もあるのでCBでも見たい。
オルブライトン
チョードリーと同じく守備固めで投入された。これほど頼りになる選手はいない。武器である高速クロスは見れなかったがオルブライトンが入れば攻守に影響をもたらしてくれる。ハードワークは今も健在である。

まとめ

まだ未完成でありながら勝ち点3をもぎ取れたのはポジティブに考えて良いと思う。また、全体を通してサイド攻撃の厚みが少ないと感じたので、サイドバックのクリスチャンセンやジャスティンを起用してサイドにより厚みを持たせるのもかなり効果的だと思う。チャンピョンシップの戦いは長いのでメンバーの固定化はできるだけ避けて欲しい。クオリティのある選手が多くいるのでその選手にあった戦術を展開して欲しい。





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