afbl

    • ショートショート

      ショートショート

      • 18本
    • 短編

      短編

      • 9本

Deadend

その日は10月にしては珍しく暑い一日だった。父は雨男だったので台風でも来るかと思ったが真逆の晴れた一日だった。 父が静かに息を引き取ったその時、僕は空の上にいた。…

Final View

僕は三つのパン屋を使い分けている。ひとつは駅ビルの中に入っているパン屋で、白金だか青山に本店がある店。有名なパン屋みたいだが僕はこのパン屋を知らなかった。ここは…

Diorama

恐ろしく風の強い冬の日に、そのジオラマは発見された。そこは使われなくなった朽ち果てた倉庫の地下で、ほとんど人が踏み入れない場所だった。ジオラマは簡単には見つから…

Rapunzel

香苗は考えざるをえなかった。自分の思い描いた未来について。そして、その経過について。彼女を追い詰めているのは彼女自身だった。それは彼女も嫌という程わかっている。…

sense

僕は歩いている。走ってはいない。どこを歩いているのかは意識をしない。歩いているということだけ考える。僕はどこへ向かっているのか。そういったことも意識をしない。た…

Starman

彼は死の予感を携えて、その場所に立っている。そこは高層ビルの屋上で、航空障害灯が間近で点滅している。真ん中には大きな「H」の文字。彼は鉄骨で作られたタラップの上…