
#8 マダガスカルのマクラメバッグ
なんと…一年ぶりの更新です。
今回はマガダスカルのクラフトを生産地の様子を交えながらご紹介します。
「ひもを結ぶ」という知恵が技術の上に積み重ねられ、時代を超えて受け継がれてきたマクラメ編み。編み込まれた幾何学模様がユニークなスタイルを生み出し、ファッションにもインテリアにも、おしゃれなのに気取らずリラックスできるスタイルを演出できる優れもの。
こんなところでこんな人たちが作っています!
MANGOROBEマンゴロベで扱うマクラメバッグのほとんどは、アフリカ大陸の南東、インド洋西部に位置する世界第4位の面積を持つ島国、マガダスカルで作られています。

マダガスカルの首都、アンタナナリボからバスに乗って2時間くらいの少し遠いところに住むのは、サイザル麻でバッグを編む生産グループ。彼らは畑と果樹園の仕事の傍ら、マクラメの製品を編み続けてくれています。

マクラメは編み目の数や糸の本数を計算してる打つのでリーダーの”計算力”が大きなカギ。図面などはなく、リーダーの説明通りに5人が編み、難しい部分はすべてリーダーが仕上げます。庭に土台になる重たい椅子を置き、5人が囲むようにして立ったままで作業しますが、どうやらこのスタイルが一番安定して力が入るよう。
硬く乾燥したサイザル糸に毎日触れるその手はごわごわに分厚く、けれども器用な指先からは、繰り返された経験と時間とが伝わってきます、と話すマダガスカルを担当する弊社バイヤーからは、生産者との関係が窺い知れ、なんともあたたかな気持ちに。

繊細な女性らしさを漂わせるラフィアのマクラメ

実用性はもちろん、上品にもファッショナブルにも魅せてくれるラフィア素材。職人の繊細なテクニックがひかります。
「昨日はいつもより柔らかくておいしい葉っぱがあったからニンニクと一緒に炊いたよ。」こんな日常の出来事とか、ご近所さんの噂話とか、作り手さんたちはとても楽しそうに話をしながら、こんな素敵な製品を仕上げてくれるんです。

昔からある伝統的な技術が再評価され、今の時代やファッションにもなじむトレンド感あるモノづくりが注目されてきている今、手間と時間をかけて生み出されるクラフト、「マクラメ」の魅力にぜひ触れてみてください。
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