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プラントエンジニアリング業界の魅力

入社後海外駐在を経験しない人は一人もいないと言っても過言ではないプラントエンジニアリング業界、その魅力をお伝えします。

自己紹介

訳10年間のプラントエンジニアリング業界勤務を経て、また別のJTCに転職した僻男です。理系が大半のプラントエンジ業界には数少ない文系でプロジェクトにがっつり入って勤務していました。
大学時代は文系のため入社時特段優れたスキルもなく、英語や海外旅行が好き、途上国で働くのにも特に抵抗は無いという点のみが認められて入社に至ったように思います。

プラントエンジニアリング業界志望動機

プラントエンジニアリング業界の志望動機は、チームで大きなものを作り上げることが出来る、グローバルに働けるという2点でした。特に文系社員では、入社した同期の殆どが同じような志望動機だったと思います。
理系は専門知識を直に生かして働ける、専門知識を更に伸ばすことが出来るという点でその限りではなかったように思います。

プラントエンジニアリング業界の魅力

主にプラントエンジ業界の魅力は以下の2点だと思っています。

  • 海外経験

  • プロジェクトは必ず終わりがある

海外経験に関しては、私が辞めた10年目時点で、同期で海外駐在経験の無い同期はいなかったと思います。
私自身10年間のキャリアのうち半分ほどは海外駐在でしたし、入社してからほぼずっと海外という同期もいました。
海外で働けるというのは、異文化を体験できること以外に、給与の面でも非常に魅力的です。駐在員の現地納税は基本会社が負担してくれるので、所得税はかからず、翌年の6月以降は住民税もかかりません。それでいて通常の給与に加え、ハードシップや住居費全額支給等様々な手当が加わり、手取り金額大幅にアップします。
経験の面でも、外国人、プラントエンジニアリング業界の場合は中東やアフリカの顧客やパートナー、東南アジアのワーカーや現場監督の方々等、多くの方々と関わりながら働くことができます。中々そういった経験を積める仕事も少ないので、この経験は転職活動でも役に立ちますし人生を充実させるうえでも貴重な経験です。

プロジェクトには必ず終わりがあるという点に関しては、プラントエンジのプロジェクトは大体3-5年。長くても5年で終わりがあり、違うプロジェクトに移れるというのは魅力でもあります。そもそも3-5年同じプロジェクトをやり続ける人というのもそう多くはいません。(プロマネとその周りを固める主要メンバー、殿の建設メンバーくらい)
一方で少しでもそのプロジェクトに関わった人は仲間。プロジェクトの終わりの完工パーティでは関係者皆でお祝いです。

プラントエンジニアリング業界の海外駐在

一方、プラントエンジニアリング業界での海外駐在の多くは超僻地。その僻地っぷりは並の僻地ではないです。中東やアフリカの砂漠、東南アジアのジャングル、氷点下40度の最果ての地、、、等々、一般の方々からしたら武勇伝にしか思えないような勤務地で働くことになります。
そんな職場では鉄格子に囲まれ、職場とコンテナハウスの往復以外数か月外に出られることもありません。
一方でそのような環境で生活を共にする同僚は正に同じ釜の飯の仲間。海外現場駐在で一緒だった仲間とは、固い絆が出来ます。駐在中、基本は週6日 - 6.5日勤務になりますが、貴重な休暇(半日だけでも)はそういった仲間と酒盛りしたり、サッカーやバスケ等に汗を流す日々。中々オフィスだけで働くサラリーマンには経験のできない生活です。
一方、家族と遠く離れそんな生活を送る事に耐えられない人も多く(子供が出来てからは私もその一人)、転職する人も多い業界です。20-30代前半までである程度稼ぎ、経験も積んだらあとは家族との時間を大切にするために転職、、という方が多いです。

10年間のプラントエンジニアリング業界勤務で得たもの


私が10年間のプラントエンジニアリング業界勤務で得たものは主に以下。
海外経験
プロジェクトマネジメント力
僻地耐性力

プラントエンジ会社の特に事務系職種は、非常に特殊な業界という事もあり英語や問題解決力を除き特段ほかの会社でも使える専門知識のようなものは得られません。一方で海外経験、僻地経験自体が評価される事もあるので、ファーストキャリアとして、また家族と離れる生活が耐えられる人にはその後もおすすめの会社です。
プロジェクトマネジメント力に関しては、入札、プロジェクト遂行共に決められた期間内にプロジェクトをまとめ上げる必要があるのでプラントエンジ会社社員にとっては必須能力です。期限を意識し、それまでにタスクをより細かいタスクに分解し、人をアサインする等自然と業務の中でやっていくことになります。
最後に僻地耐性力に関しては、やはりほかの会社では中々経験できない信じられない程の僻地に行くことにより得られます。隣の町まで数百キロ、そもそも町と言えるようなものは飛行機に乗らないとたどり着けない、移動は全て軍隊エスコート等、信じられない生活を送る事により日本であればどこでも、海外でも大抵の場所では生活できるだろうという自信が得られます。

職場に向かうフライトからの光景


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