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原著論文邦訳ー片親疎外証明法ーThe Five Factor Model

片親疎外証明法の原著論文

片親疎外の科学的証明法の原著論文の入手方法や邦訳に関する情報です。
以前書いたNote記事で紹介した片親疎外の科学的証明法の原著論文や全邦訳のリクエストがあり、それに応える形で本記事をまとめます。


片親疎外とは

片親疎外(Parental Alienation)とは、子どもが一方の親からの悪口などの洗脳により、もう一方の親を拒絶したり嫌う精神状態を指します。このような特殊な精神状態にある子どもを定義する言葉です。拒絶される十分な理由がないにも関わらず子どもが一方の親を拒絶している状態です。離婚や別居をきっかけにして一方の親による洗脳が始まるケースが多いとされています。標的親は、離婚・親権裁判や調停の場で「子から自分へ向けられた拒絶」が片親疎外によることを証明する必要に迫られることがあります。

科学的証明

こちらの記事で片親疎外の科学的証明法を紹介しています。

こちらが原著論文です。
出典: Barnet W, et al. J Am Acad Child Adolesc Psychiatory, 61(5): 591-594, 2022. 

原著論文入手法

リンク先から購入できるようになっていると思います。僕の住むアメリカからはダウンロード可能で日本からアクセスした場合のインターフェースがどうなっているのかが分かりません。詳しく説明できず申し訳ありません。
また、大学や研究機関は集団購読していることが多いと思います。
上述の通り、アメリカからは制限なくダウンロードできています。
どちらかに、お知り合いがいれば、ダウンロードをお願いして入手することは可能だと思います。購読権のある人がお友達に数部コピーを渡すくらいは何も問題ないはずです。
僕の方からは原著論文のファイルを送ることは控えさせて頂きます。
このようなNote記事を書いていますので営利目的の横流しとなってしまいます。

邦訳

原著論文を入手できれば翻訳サイトを使って翻訳しても良いと思います。DeepL Translateが比較的上手に翻訳してくれます。
翻訳を頼める人がいれば、それでも良いと思います。
僕の方にもリクエストがありましたので全邦訳を準備しました。
主観が入らないようまずはDeepL翻訳サイトを使い、その後、できるだけ分かり安くなるよう修正しました。今後も改善を続けて参ります。
まずは、原著をご入手ください。原著を所有する人が、法廷や調停など限られた使用目的でその内容の翻訳を第三者へ依頼するのは問題ないはずです。
Note最下部にある「クリエイターへのお問い合わせ」機能でメールアドレスなど頂ければ、全邦訳をワードとPDFファイルでお送り致します。ワードファイルはご自由に改善して下さい。全邦訳の改善点などお知らせ頂けると助かります。僕のブログのサイバーにも「お問い合わせ」がありますので、そちらもご利用可能です。

要旨邦訳

論文のタイトル要旨部分はPubmedというサイトで公開されています。
僕が行った要旨の全邦訳です。参考にして下さい。

タイトル:片親疎外診断のための五因子(五条件モデル)
要旨:片親疎外(Parental Alienation)と呼ばれる現象は、長年にわたって精神衛生や法律の文献に記載されていたが、1985年にリチャード・ガードナーにより片親疎外症候群(Parental Alienation Syndrome)と名付けられた。時が経つにつれて、症候群(Syndrome)の言葉を使わず、この精神状態を単に片親疎外と呼ぶようになった。片親疎外の定義は、子ども(一般的には両親が高葛藤の別居や離婚訴訟中の子ども)が、一方の親(子どもが好む親 、本翻訳では疎外親と記述)に強く味方し、もう一方の親(疎外される親、本翻訳では標的親と記述)との関係を正当な理由もなく拒絶する精神状態である。もちろん、このような形で親が自分の人生から排除されることは、子どもにとって大きな損失である。本解説の目的は、片親疎外に関連する定義と区別を説明すること、片親疎外を識別するための五因子(五条件)モデルを説明すること、片親疎外の理解から生じる臨床的、法的、実務的な意義を提示することである。

料金ポリシー

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https://note.com/afreshstart/n/nb12beabc243c

僕のNote記事はご自由に

ご丁寧に僕のNote記事(たびたび張り付けすみません)の使用許可のお問い合わせを頂きます。画像以外は、どうぞご自由にお使い下さい。免責とさせて頂きますが、何の制限も設けません。画像はネット上で引っ張ってきたものなので問題ないでしょうが、僕の作品ではないので、念のため画像以外とさせて下さい。

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さいごに

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片親疎外の科学的証明法を紹介したNote記事に「法廷で論文の全邦訳を要求されたなど、こちらで対応可能なものがあればお知らせ下さい」と書きました。その後、全邦訳のリクエストを頂きました。次の調停か法廷で使用したいと。その瞬間、自分の思いやりの無さを反省しました。これを必要とする標的親からすれば、調停や法廷で要求されてから、次の調停や法廷までに準備しようなんて、悠長なことは言っていられません。準備できるのものは可能な限りしておきたい。次の調停や法廷で出来るだけ成果を得たい。一日でも早く子どもと会いたい、救い出いたいはずです。僕も同じ標的親でありながら、そこを思いやれなかったことを反省しました。すみませんでした。
片親疎外という苛烈な虐待に苦しむすべての標的親と子ども達を救い出すために今後も努力して行きます。


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