コロナの化けの皮

尾崎です、

コロナの化けの皮を剥がします。

新型コロナウイルス、
正式名はSARS-cov-2（サーズコブツー）

遺伝子レベルがSARS（サーズ）に近いから
こう呼ばれています。

SARS-cov-2によって引き起こされる
感染症（病気）を COVID-19（コビット−19）
と呼びます。

エイズで言うところの、ウイルス名はHIVで
そのウイルスに引き起こされる感染症（病気）
がAIDS（エイズ）です。

コロナウイルスにはスパイクタンパク質と
呼ばれる突起がついていて、

人間の細胞に入って行くときの
鍵になる部分です。

人間の細胞の表面にあるレセプター（受容体）
という部分に突起をピタリとくっつけ結合し、

これが鍵の役割を果たし、ウイルスが
細胞内に侵入します。


またコロナウイルスはエンベロープ（脂質二重膜）といわれるものに囲まれていて、

その周りにスパイクタンパク質が
出ている構造になってます。


これらは脂肪の玉なので、石鹸で洗うことで
コロナウイルスの形が壊れて感染価を失います。

つまり感染しにくくなるわけです。

突起が無いと細胞には多くの場合、
入っていけなくなるからです。

またエタノール、アルコールなどの
消毒薬も同じ効き目があり、

これら脂肪の玉をバラバラに
することが分かっています。

ウイルスというのは細胞に侵入しないと
自分のコピーを増やせません。

自分のコピーを残す為に、遺伝情報が入っているDNAやRNA（ウイルスの遺伝情報）を、細胞の
中に注入することが一番大きな目的です。

ウイルスが細胞に侵入するのは
増殖するためです。

人間の細胞には、遺伝情報から体に
必要な物質を作る仕組みがあります。

自分では増殖できないウイルスは細胞に
侵入すると、その細胞が持つ仕組みを
勝手に利用して増殖します。

するとウイルスは、細胞にダメージを
与えながら次々と外に出ていき、
こうして細胞を死に至らしめていきます。

そして増えたウイルスがまた
細胞に入っていくというわけです。


流れとしては、感染した人の細胞内に
ウイルス生産工場が作られる。

そこでウイルスはみずからの
遺伝情報をコピーします。

スピードがものすごく速くて
感染後3時間ぐらいから、

細胞の構造を変えて、
RNA（ウイルスの遺伝情報）を

複製して、あと数時間経つと
スパイクタンパク質とか作って、

ウイルスの粒子が出来てくるという
感じです。

細胞内で邪魔されないように、
膜に覆われた秘密の工場で
密かにRNAをコピーする。

つまり膜構造で自分を守るという、
ウイルスの遺伝子に宿主からの攻撃を
避けるシステムが備わっています。

これがコロナウイルスの戦略です。

このようにメカニズムを知ることが、
治療薬の開発につながります。


コロナウイルスは2003年に流行した
SARS（重症急性呼吸器症候群）も同じ
コロナウイルスです。

見た目も構造も複製システムを同じで
見分けがつきません。

しかし感染者の数がSARSは
約8,000人（2002〜2003）で、

新型コロナウイルスは約7,200万人
（2020年12月17日現在）

つまり、9000倍の違いがあります。

理由はいまだ研究者の間で謎になっています。

ある研究者は、

「このコロナウイルスは過去の経験とは
全く違った想像力が必要とされる事態に
なってしまった」と、おっしゃっていました。

まだまだ謎多きウイルスですが、
一つ一つ解明されています。

現在ワクチン接種が取り沙汰されてます。

賛否両論あるワクチンです。

経済の立て直し、感染者減少を考えたら
ワクチン接種最優先は仕方のないことだと
世論も認めざるを得なくなります。

ただ、いいか悪いかだけで考えたら
ワクチンはきっと良くはないはずです。

そのことは世論もわかってるはずです。

自分の子供達に打てますか？
自分の愛する人や人達に打てますか？
自分に打てますか？

ワクチン一辺倒で考えてしまうのは
賢い選択とは思えないです。

自身の免疫を上げてウイルスに負けない体を
つくる選択肢だってあります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ワクチン反対運動を起こす動きも
チマタでは出てます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
何やらものものしい雰囲気になって
きてるように感じます。

ワクチンを今後どうするのか
国が決めることです。

抵抗するなら相手は国です。

相当な知恵と覚悟が必要です。

一方、自身の免疫を上げることは
自分が決めることです。

どちらが早いか。

ワクチン接種は目前に
せまっています。

その辺りをまたお話ししたいと思います。