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気持ちの良い会話をするために

今日とあるベンチャー起業の方とお話しさせていただいていた。

通常わたしがキャリアの話をするときに、研究はPDCAサイクルを迅速にかつ精度高く回す必要があることや、病院薬剤師は迅速なサーチ力と対応力が求められること(医師から論文読まないとわからない質問多々あったり、意見求められたりするので)を0から説明しないと伝わらないことが多い。

わたしの説明技量もあるのだが、前提条件のシェアに時間を取られてしまい、話を深めるところにたどり着くまで時間を要することが多い。
場合によっては話がイマイチ噛み合わないこともある。

ところが嬉しいことに、今日お話しさせていただいた方は元大学勤務の研究者であり、前提条件の共有をスムースにすることができ、すぐに本題に入ることができた。

さらには、直感も使いながら物事を始めるが、最終的にはなぜを突き詰め、事象を構造化させるという思考回路も通づるものがあり、視野の共有をすることができた。

このように、話題を素早いテンポで進めながら深めるには、当たり前だけれども

1. 前提知識を共有しておくこと
2. 思考の方向性が同じであること

が重要になってくる。2はそれぞれのパターンがあるため、共有は難しい。
しかしながら、1については前もってのアジェンダ共有、違いの学ぶ姿勢や創造力で一定カバーすることも可能であろう。

特に同じ組織で長い間いると、前提知識が常識となってしまうため、他の分野の方と話すときの配慮が欠けがちである。
話す側としても、聞く側としても、相手の分野背景をあらかじめ調べたり、想像したりすること。当たり前だけれども、効率良く効果の高い話をするために重要であり、少しの配慮で改善可能なことである。

気持ちの良い会話ができるよう、背景を知ること・想像することを心がけていきたいと思う。

(新しい変化を産むにはあえて共有しなかったり、思考の方向性が異なる人と話すことも必要だとは思っています。今回のケースは、今ある課題をいかにスピーディーに進めていくかを想定しています。)

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