自尊心と責任について

日曜の朝、Netflixを見ながらご飯を食べるという習慣がある。
何気なく見たアメリカの作家・エッセイストのJoan Didionのドキュメンタリーにて、彼女がファッション雑誌VOGUEに投稿した記事の一節が紹介されていた。

自分の人生に責任を持つという意志は、自尊心を産む源泉である。
Character, the willingness to accept responsibility for one’s life, is the source for which self-respect springs.
                                                                                              - Joan Didion

日常生活において、「これは私の人生に有益なのか」という視点を持つことが重要であるいうことだと解釈した。

・疲れたからシャワーで済ます、リフレッシュのために入浴する。
(睡眠時間 or ボディケア)

・コンビニでご飯を買う、ご飯を作る。
(時間確保 or 栄養バランス)

・仕事を遅くまでする、朝早く出社する。
(非効率だが終わる安心 or 効率的だが終わらない不安)

些細なことであり、状況に応じてどちらの選択肢が自分にとって有益かは変わってくる。勿論、全て事細かに評価することが良いとは限らない。
(考えるコストと実施のコスト)

しかしながら、特に多忙な時期、少なくとも私は、短期的に楽で安心できる選択をしがちである。全ての意思決定は自分の人生に還元されるという意識を持つことは、自分自身を労るためにも重要なのだろう。

このJoan Didionの記事は「自分自身が整えたベッドの寝心地が悪くとも、そので寝ることになる。」「ただし自尊心があれば、そのベッドで寝ないという選択をすることができる」と締め括られている。

この記事を書きながら、昨日、カバーを掛けずに寝てしまったベッドを横目に今日こそは自分を労るためにも、整えて寝ることを誓ったのであった。

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