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キャリアショックを生き抜く術を考える

昨晩、NewsPicksのキャリアショックを生き抜く術とはという番組をみていた。

転職時に持ち運べるスキルは専門知識や技能ではなく、仕事の仕方や人との関わり方であるというという議論がされており、この話題について自分なりのまとめと考えを述べたいと思う。

転職時には、文章作成力/編集力/デザイン力/統計力/プログラミング力etc.という~力に注目しがちである。確かに即戦力が求められる中で、この~力は分かりやすい魅力であり、求職側もアピールしやすく、求人側も評価しやすい。しかしながら、求められるスキルが日々変化するこの時代、スキルの寿命は非常に短く、スキルベースの能力では対応できなくなってしまう。
例えば、綺麗な文字を素早く書く能力は、昔は数々の書類を作成する上で重要だったかもしれないが、タイプライターやPC主流となりこのスキルは廃れている。さらにはタイピストのような技能も、ボイスレコーダーや音声入力のある今日では重要性は低い。
このときに単に力に注目するのではなく、それぞれの力の裏に隠された本質的能力をみることで、スキルが廃れても適応はできると考える。
例えば、文字を綺麗に書く能力の本質は物事を丁寧に進めるかもしれないし、タイピストは素早く短時間に正確性なアウトプットができる能力かもしれない。
文章作成力は、ストーリ構築力やプレゼン力にも繋がるだろうし、編集力は本質を見抜く力や統合する力につながるだろう。
このように本質に注目すること、自身が気づき磨くことで、スキルが廃れても生き残ることができるのだと思う。

私たちは新卒で就職活動を行う際、一部専門職を除き、良くも悪くも大学での学び、会得してきた知識にとらわれる過ぎること無く仕事を決めている。
その際にアピールするのは、大学で得たスキルでは無く、スキルの本質何をどう学び、他分野で応用できるかであった。
ところが社会人になり転職を考える際、力の本質、他分野で応用できる力では無く、純粋な能力ベースの思考になっていると感じている。それゆえ、窓口も狭い上に、職種自体が崩壊した際に対応できない人間になっているのではないだろうか。

転職時こそ新卒のマインドを持ち、スキルの本質を捉えることが、キャリアショックを生き抜く術なのだろう。




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