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平成最後の雨の夜に...

雨の日の帰り道。
靴に水が染み込んで、グチュって感じがするし、5月間近なのにヒヤッと肌寒いなぁと思いながら、ピチャピチャと音を立てながら歩く。
ビチャという音。あっ泥が跳ねてしまった。

ついてないな...そんなことを思いながら見上げたビニール傘越しの空。

ポッポポーンと跳ねていく雨粒が、街灯に照らされてキラキラしていた。
綺麗で、儚くて、どこか寂しくて、でも懐かしい感じ。

今までみていた、暗くて寒い世界が、明るくてあたたかい世界にみえた。
家に帰ったら、ほわっとするような暖かいお風呂に入ろう。
そんな暖かみを感じられるのも、しとしとと降り続く雨の日の特権。

嫌なことも良いこともあるだろうけれども。
物事の基準は一つではない。
雨の日も晴れの日もあったけど、両方があったから今の私がいる。
令和もよき日々に変えていけますように。





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