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"aeru gallery"オープン!職人さんの手仕事が、人をやさしくする。(※2024年1月31日終了)

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※オンラインショップ"aeru gallery"は、2024年1月31日をもって終了いたしました。応援くださったみなさま、本当にありがとうございました。
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4月7日の緊急事態宣言から、まもなく1ヶ月。

各地の百貨店の休業や、ゴールデンウィークの陶器市の中止、観光客の急減など、伝統産業界もとても厳しい状況になっています。

「百貨店催事が3ヶ月先までなくなり、準備していた在庫の売り先がない」
「オンラインで販売するにもやり方がわからない」
「工房を休業せざるを得なくなってしまった」

といったお声を職人さんから聞いて、これまで脈々と受け継がれてきた伝統が消えてしまう……!と危機感を覚えました。


私たちも東京・京都の直営店を休業するとともに、いったい何をすれば、お客さま・職人さん・和えるの「三方良し」になるだろう……と思考を巡らせてきました。
今回その「三方良し」をめざした企画の第一弾として、オンラインショップ"aeru gallery"を立ち上げます。


これまで、aeruのオンライン直営店では、"0歳からの伝統ブランドaeru”のオリジナルの商品のみを販売してきましたが、"aeru gallery"では職人さんたちが独自に制作されている作品をWeb上で、ご購入いただくことができます。

ロゴ_ギャラリー


"aeru gallery"が目指すこと

これまで私たちは、職人さんの作ったものを暮らしの中に取り入れることで「人がやさしくなる」と考え、様々な取り組みを行ってきました。

「人が優しくなるための、プロセスを設計しているんです」
こう語る矢島氏にとっては、伝統産業も自社プロダクトも、社会を豊かにする手段の一つだ。
(中略)
「学校では、大人たちが『人に思いやりを持って接しましょう』と教えますよね。でも、あるとき満員電車のなかで、肩が触れ合っただけで怒鳴り合う人たちを見て。『何でそんなことするんだろう』と考えたとき、やはり心に余裕がないと、些細なことで人は意地が悪くなってしまうのだと思ったのです。」


いま、あらゆる立場の方が、大なり小なりストレスを抱えながら過ごしておられることと思います。
このように余裕がなくなった時、家族にきつい言葉を投げかけてしまったり、SNS上でギスギスしたやり取りが多くなったりしてしまうのが、人間ではないでしょうか。

日本の歴史を振り返ると、例えば戦国時代の武将たちは、命の危険にさらされるストレスいっぱいの日々の中で、お抹茶を点てることにより心を保っていました。


現代においても、職人さんが作ったものに触れることで、自分にも大切な人にも少しやさしくなれる心のゆとりが生まれたら。

"aeru gallery"は、そんな想いから誕生した、日本全国の職人さんの手仕事に出逢えるオンラインショップです。


「aeruファミリー」が一丸となって、日本の伝統を次世代につなぐ

2011年に誕生した和えるは、北海道から沖縄まで500以上の工房を訪ね、様々な分野の職人さんたちとお付き合いをさせていただいてきました。

特に、"0歳からの伝統ブランドaeru"の商品づくりを担ってくださっている「aeruファミリー」のみなさまとは、社員それぞれに工房を訪問したり、おおよそ2年に1度のペースで全国から京都に集まっていただいたり、産地を越えてまるで親戚同士のように交流をしています。

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まだまだ発展途上の和えるの取り組み、どなたも「お金のため」ではなく「日本の伝統を次世代につなぎたい」という想いに共感して集まってくださった方々ばかりです。

長い年月をかけて受け継がれてきた日本の伝統を、今回の新型コロナウイルスの影響で途切れさせることなくつなぎたい!という想いを、aeruファミリー初のオンライン会議でも共有しました。

約40の工房の職人さんとご一緒しており、ご年齢も様々。
オンラインでの会議は初めてという方も。

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"aeru gallery"では、「和えるくんのおうち時間を豊かにするもの」をテーマに、それぞれの職人さんから出品を募りました。


"0歳からの伝統ブランドaeru"であれば、商品写真の撮影は私たちが行っていますが、今回は約2週間での立ち上げとなったため、職人さんの工房などで撮影された写真を掲載しています。
商品の魅力が伝わるように、メールや電話でイメージをお伝えしながら、慣れない撮影に挑戦していただくこともありました。

商品が生まれた工房でしか撮影できない写真、という視点でもお楽しみいただけますとうれしいです。

このような写真から (1)



またご購入いただいた商品は、全国各地、それぞれの職人さんの工房からお客さまの元へ直接お届けします。
(そのため、複数の職人さんの商品をご購入いただいた際は、別々でのお届けになることをご了承くださいませ。)

和えるから商品を発送する場合とは流れが異なるため、オンラインショップのカートシステムの再検討や、法律面のチェック、新しい契約書の作成と一件ごとの締結、電子署名の導入、価格や在庫数の確認……など、表には見えづらいところでもたくさんの準備が必要になりました。


オンラインショップの立ち上げが簡単になったとはいえ、職人さんたち一人ひとりがオンラインでの販売を始めるのはまだまだ大変なこと。
職人さんが「作る」ことに専念していただけるように、私たちは「伝える」「届ける」ことを担えたらと改めて感じています。


今回、この春から始動した"aeruオンラインサロン"の会員のみなさまにもアイデアを出していただき、お家でどのような時間を過ごしたいか、シーン別に商品をお選びいただけるよう分類しました。

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商品名も工夫をしました。

職人さんが作ったものに馴染みがない方にも、お使いいただく場面を想像していただきやすいように、「八寸鉢」「五寸皿」といった業界でよく使われる言葉から「インスタントスープがもっと美味しくなるスープカップ」「手が小さめな人も持ちやすい小町椀」など様々に置き換えています。


"aeru gallery"はこれから少しずつ改良を重ね、出品数も増やしていきたいと思いますので、どうぞお楽しみに!
みなさまからのご意見・ご感想や、職人さんたちへのメッセージもお待ちしております。

ロゴ_ギャラリー


オンラインサロンのみなさまとの作戦会議の様子は、こちらのレポートに詳しくまとまっているので、立ち上げの裏側としてお楽しみください。


今後の取り組み

この"aeru gallery"は第一弾。
第二弾として、4月30日(仮)に"aeru電気"という新たな取り組みもスタートする予定です。

5分で今すぐできるオンラインの手続きで、ご家庭の電力を"aeru電気”に切り替えていただくことができ、ご登録いただいた方に"aeru gallery"でお使いいただけるお買い物券3,000円分をプレゼントします。
"aeru電気"詳細についてはこちら

新型コロナウイルスに苦しんでおられる方々が一日も早く回復されること、またみなさまが心身ともに健やかにお過ごしになれることを、「aeruファミリー」一同、心より願っております。







和える(aeru)の公式Twitterでも、最新の取り組みや記事の更新情報などについて発信を行っています。ぜひご覧ください!https://twitter.com/aeru_