見出し画像

和える流!社員の「自分らしい働き方」を実現するための5つの工夫

「やりがいを持って、生き生きと働いている人がうらやましい」
「早く週末にならないかな、とつい考えてしまう」
「これから何年も、今の仕事を続けることを考えるとつらい」

20-30代の方々からこんな声を聞く機会が多かったことで、2017年に生まれたのが、和える代表の矢島の書籍「やりがいから考える 自分らしい働き方」でした。

この書籍が生まれる過程、そして出版がされてからも、和えるでは社内外で「自分らしい働き方」について議論を重ね、模索してきました。


「自分らしい働き方」を実現するには、制度やシステムを整えるだけでなく、一人ひとりにとっての「自分らしい働き方」を深く知ることが実は大切なのかもしれない。

より良い働き方と支え合い方を模索してきた結果、私たちはそんな風に考えるようになりました。


和えるでは現在、副業をしている人、フルリモートで働く人、子育てしながら働く人、月に数回だけ出勤する人…など、様々な働き方をしているスタッフがいます。
この記事では、私たちが実践してきた「ともに働く仲間がどんな働き方・生き方をしたいか知るための工夫」の中から、特に効果を発揮しているものを5つ挙げてみたいと思います。

他の会社やチームで行っておられる取り組みも、ぜひTwitterの投稿などで教えていただけると嬉しいです!

(1)Slackで知る、それぞれの暮らし

和えるでは、社内でのやり取りには全て「Slack」というチャットツールを活用しています。
そして数少ないルールのひとつが、出勤した時に「その日の体調と勤務場所を投稿する」こと。

続けているうち、休日の過ごし方や子どもの様子など、プライベートな話題にも触れた投稿が自然と集まるようになりました。

画像3

画像4

こういった投稿を通じて、それぞれが大切にしている時間や、健康に働き続けるための条件などを知ることができています。


最近は「休日に何をしたか聞かれたくない人もいるので、部下と何を話したら良いか悩んでしまう」など、ミレニアル世代・Z世代と呼ばれる若手社員とのコミュニケーションに悩む声も多く聞かれます。

人によって「ここから先は踏み込まれたくない」と感じる線引きは異なるもの。
プライベートな話題も含めて、自分の伝えたい範囲で自由に共有できる場があることで、社内のコミュニケーションが深まっていると感じます。

(2)社員の家族と交流

「自分らしい働き方」は、社員自身の思いだけではなく、ともに暮らしている家族の価値観にも左右されます。

和えるでは毎年、会社の周年記念である3月16日に、社員の家族も招いて「和えるくんのお誕生日会」を開催してきました。
日頃からの感謝を伝えるとともに、「和えるくん」の成長をみんなでお祝いする場として実施していますが、結果的に社員の家族とコミュニケーションを取る機会にもなっています。

働き方の記事

また、事業所がある京都のお祭りや、職人さんをお招きしたイベントなどを家族に案内して、自由に参加してもらうことも多々あります。
最近は子育て中の社員が増え、子どもたちの参加も増えてきました。


社員の家族の一人に、これらのイベントに参加した感想を聞いてみたところ、

どんな人と一緒に働いているのかを知ることができて、安心感がある。
大人の授業参観のような感じ。

とのこと。


これは他の社員から見れば、ともに働く仲間が「どんな人と一緒に暮らしているのかを知ることができる」機会であるとも言えそうです。

例えば、社員のパートナーと交流する中で「いつもは家事を分担しているけど、最近は自分が転職をしたばかりで慌ただしい」という話を聞くことがありました。
そうすると、社員本人もいつもより無理をしているかもと気にかけたり、他のメンバーで仕事を分担したり……といった工夫につながります。


社員の家族も含め、それぞれの理想の暮らしをみんなで実現していくために、このような交流の場が活きているように感じています。

(3)社員の実家へのご挨拶

和えるに入社すると、希望する社員については、代表の矢島がご実家を訪問させていただいています。
もともとご挨拶のために伺っていたのですが、新しい仲間のことをより深く知る機会にもなっています。

東京「aeru meguro」で働いている社員の実家が奈良なので、一緒に奈良まで行きました。お父さんが獣医さんなので、お父さんの診療所まで行って、どんな仕事なのか教えてもらって、夜は一緒に鴨鍋を食べてきました(笑)私から「どうぞよろしくお願いします」とご挨拶に行くのです。
(矢島へのインタビュー記事より)

訪問の様子は、こちらもチャットツール「Slack」で社内に共有されます。

幼少期や学生の頃のお話をご家族から伺ったことで、「この人の性格のこの部分は、このバックグラウンドからきているのかもしれない」と納得したり気がついたりすることもしばしば。

画像4


また、「自分の母親がバリバリ働いているのに憧れていた」という社員のお母さまの様子を見聞きして、どんな働き方・生き方を理想としているのか見えてくることもありました。

一人ひとりにとっての「自分らしい働き方」は、これまでの人生で関わってきた人たちから様々な影響を受けて形作られている。
お互いのことを知れば知るほど、そのように実感しています。

(4)まとまった休暇の取得を推奨

「自分らしい働き方」は、置かれている状況や新たな出会いによって変わりゆくものです。
だからこそ、自分にとっての「自分らしい働き方」を見つめ直す機会も必要ではないでしょうか。

和えるでは、年に一度まとまった休暇を取ることを推奨しており、休暇中にいつもと違う土地を訪ねることなどが「自分らしい働き方」を考えるきっかけになっています。

実は、出かける前は「こんなに休んでいいのだろうか」「なんだか申し訳ない」という気持ちを少し抱いていました。
特に前職はマスメディアの世界で、日々変わっていく情報と向き合っていた私は、休むことで取り残されるような感覚を抱いたり、夜勤などを代わってくださる方々に申し訳ないと感じることがありました。

「仕事を休んでプライベートを満喫することは、なんだか楽をしている」と考え、「仕事」と「プライベート」を完全に分けていた自分がいたからだと思います。
しかしながら、旅を終えてみると、「全く申し訳ないと思う必要はなかった!」と心から思い、「早くaeru meguroに行って、旅の経験を伝えたい」という気持ちに。
9日間の休暇を取得してモロッコを訪ねたスタッフの記事より)

もちろん業務の調整や引き継ぎは必要になりますが、日々のコミュニケーションでお互いについての理解が深まっているためか、譲り合いながら気持ち良く送り出すことができています。

送り出す側も、休暇を取った人がどんな風に変化して戻ってくるのかを楽しみにしているのです。

(5)月に一度の読書会

最近新たに始めたのは、希望する社員が月に一度集まって、同じ本についての感想を共有する読書会。

自分一人では手に取らなかったような本を読んだり、仕事中にはあまり話さないようなテーマについて意見を交わしたりする機会になっていきそうです。

まだ始まったばかりですが、このような取り組みもお互いの価値観を知ることや、そもそもの「自分らしい働き方」のアップデートにつながると考えています。
こちらについては、どんな変化につながるか今後さらに実践を重ねる予定です。



ここで挙げた5つ以外にも、自己分析ツールの「ストレングスファインダー」を活用してお互いの特性への理解を深めたり、年末にプライベートも含めた一年の振り返りと目標設定をみんなで行ったり、様々な試みを行っています。

これからも一人ひとりの「自分らしい働き方」を実現できるよう、自分自身とお互いを深く知り、時には価値観を新たにしながら、試行錯誤していきたいと思います。

また、代表の矢島や社員にいただく講演のご依頼は、社外の方々と「自分らしい働き方」を考える貴重な機会と捉えています。
働き方改革に取り組んでおられる方、ユニークな取り組みを実践されている方など、ぜひ下記よりお問い合わせいただけると嬉しいです。

主な登壇のテーマ
ワークライフバランスや働き方改革が声高に叫ばれている中、和えるでは創業時より、「生きる」と「働く」を分けることなく、「生きる」の中にある「働く」「寝る」「家族との時間」などの様々な要素を一体化させる(=和える)ことで、豊かな生き方を体現することを大切にしています。


和える(aeru)の公式Twitterでも、最新の取り組みや記事の更新情報などについて発信を行っています。ぜひご覧ください!https://twitter.com/aeru_