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そんなに、お酒を飲みたいの?

こんにちは、エアロです。

こういう話題は朝からアレかもしれませんが、やたらと報道されている事と、されていない事がある為に、こういう記事も書いてみたくなった次第です。

TVでは「若い人が~」とやたら強調されていますが、会社や自宅の周辺を見回しても、老若男女問わず、至る所で「路上飲み」をしている方がいらっしゃいます。

コロナ禍でストレスが溜まっているんだ、喫茶店でもマスクなしで大声で会話しているのは居るぞ、など色々と反論や同情される方もいらっしゃるかと思いますが、個人的な想い/考えを書かせて頂きます。

要約(3点)

・お酒自体は悪くない、飲食店も悪くない
・飲み慣れている筈の大人が、このご時世で酒に溺れているのがカッコ悪い
・お酒以外にも、依存先を分散させよう


店内で鉢合わせした話

私は帰宅時に、家の近所のコンビニやスーパーで、そういった方と鉢合わせした事があります。
近所に公園があり、そこで飲む酒とツマミを買うのでしょうか。買う時から既にマスクを付けていない方もいらっしゃいました。既に飲んでいて、お代わりで買っている様な方もいらっしゃいました・・・

「タバコの年齢確認ボタン」程度でキレる高齢の方もいらっしゃるというニュースもあります。だからでしょうか、店側からしたら未成年でなければ「ある程度はスルー」だし、レジでは「透明シートの仕切り」+「店員さんのマスク徹底」ではあると思いますが、マナーを守っていない方が我が物顔で買い物するのを目の当たりにすると、正直ゲンナリしますよね。

注意をすると怒る、注意をされなければ治らない、結果、マナーを守らない方が守らないまま自由に行動できる環境に、私の近所ではなってしまっています。(皆様のところはどうでしょうか?)

酔っ払いのイメージが変わった

一昔前の酔っ払いのイメージですと、
ヨレヨレのくたびれたスーツ、擦り切れた靴、使い込んだ鞄で、頭にはネクタイ・・・身なりからして、しっかりしていない方が多かった、見るからに「酔っ払い」という印象でした。

でも最近は、
見た目はしっかりされているにも関わらず、恐らく普段はしっかりと仕事とかもされてそうな方にも関わらず、『20時に閉店して未だ飲み足りないから』と身勝手な理屈?で路上飲みをされている印象です。

このギャップは何でしょう?

何で自分よりも「大人っぽい」見た目(服装や年齢など)の方が、なぜ良い歳した大人にも関わらず、子どもっぽい浅はかな考えで、お酒を買って外で飲み続けるのでしょうか?

子どもが「食べたいから」という理由で、お菓子を食べ続ける様な、そんな幼稚さを感じる大人が増えている様な気がしています。(一部の方だけと信じたいです)

アルコール自体を否定していない

お酒を飲む事によって、陽気になる、親睦が深まると考えるのは個人の自由と思います。ここで、アルコール自体が身体に悪いとか、ド正論を言ったところで、何も解決しないと考えますので。

ただ、その後の「理性が飛んで」マスクをしないまま大声で話す、周囲の事など考えられなくなる、ここが良くない点と思っています。

極端な話ですが、仮に道端に吐いてしまっても、謝罪した上で自分で掃除する分には許せると思います。
ですが、過度に酔った方は、恐らく吐いたモノをそのままにして、その場から居なくなるでしょう・・・それが許せないなと思ってしまいます。赤ちゃんが漏らしたのとは訳が違いますからね。

飲み慣れていない新人さんとかでない限り、「理性が飛ぶほど」お酒を飲む人は、ワザとだと思っています。※何度かある「お酒の失敗」というのとは別です。

「久々に皆と会える貴重な時間を全力で楽しんだ結果なんだ」という方もいるかもしれませんが、正直「でも、大人だろ」と思ってしまいます。

もっと若い方は青春の貴重な時間に過ごせたイベントの数々が、コロナ禍によって中止されています。「若い世代の苦しみも理解できない大人なのか?」と、そういう酔っ払いを見て悲しくなってしまいます。

「いや、止められないんだ」となるのであれば、それがアルコールの怖いところかもしれません。本人の意志と別で(このご時世にも関わらず)酒を飲んで理性を飛ばすのが常習化してしまっているのであれば、正直なところ治療が必要なのではないでしょうか。

それを、「コロナ禍のストレスのせいだ」で思考停止し、国や政府を一方的に恨むのは、一部報道に感化された良くない思考になっているではないかなと思います。

飲食店自体は悪くない

今回の緊急事態宣言により、飲食店(特に居酒屋さんやバーなど)、お酒を卸売りしている業者さん他には、かなりの損害が予想され、個人的に大変気の毒に思っています。

何故なら、悪いのは「理性を失うまで酒を飲む(良い歳した)大人」であり、提供する飲食店だったり、適度な距離感でお酒と付き合っていたお客さんでは無いからです。

それを「飲食店の酒の提供だけが悪い」かのように報道・規制がかかるのは、「原因の根本を絶つ」という狙いは見えても、飲食店だけ割を食うのは不公平ではないかな?というのが正直なところです。

適度な距離感で、お酒を趣味/娯楽として付き合う客と、それを飲食店が支える関係が、一部のマナーが守れない/自制心の無い大人のせいで壊されたのは、とても悲しい気持ちになります。

今までが酔っ払いに寛容過ぎたのでは?

「酔っ払い天国」という言葉がある位、日本は酔っ払いに寛容でした。

余程の迷惑行為をしなければ、警察が介抱してくれる様な国で、千鳥足でハシゴ酒をする24時間働くサラリーマンが「時代の象徴」だった事もありました。

その為、その感覚が残ったままの大人からすると「良いじゃないか酒ぐらい」というのが本音だと思います。「仕事の愚痴や親睦を深める時間をくれ」と。

ですが、リモートワーク含めて、時代に合わせて変化していく働き方/他人との付き合い方に合わせていく必要があります。

良い歳した大人なんだから、時代の流れに逆らって何してんだ!と声を大にして言いたいです。子ども含めて、若い世代は冷めて見てますからね。そこの自覚を持ってほしいです。

タバコは規制されているのに

お酒と対照的なのがタバコです。

日本がオリンピック開催国になったという追い風もありましたが、喫煙できる店自体が限られてくるようになりました。喫煙エリアも狭く、人数制限もあります。路上喫煙は罰金を取られます。

お酒は適度/マナーがあれば大丈夫なモノ、タバコは1本でも周囲に健康被害をもたらすモノ、という違いが、この規制の差を作っているのでしょう。

「タバコとは違うから」が免罪符で、堂々と路上で飲まれていて、それが問題となっているのであれば、これからは歩きタバコみたいに、20時以降も外で飲んでいる人は取り締まったら良いのにと、個人的には思います。

テレビで芸能人がお酒を飲むCMがガンガン流れている日本では、厳しいのかな?片や規制だけど、片や依存症の方を増やしたいようにしか見えないんだよなぁ・・・

依存先を分散させよう

コロナ禍で人と直接接触する機会が減り、直接交流できる時間は大変貴重なものとなりました。それだけに、そこに酒があればドハマりする気持ちも理解は出来ます。

ただ、目の前の不安/現実を誤魔化す為に「理性を飛ばす」手段として「お酒」を利用しているのであれば、それは大変危険な行為です。

「依存」という言葉からアルコール、ギャンブル、ゲーム、SNS等、色々と連想されると思いますが、1点集中ではなく「分散」という形で付き合って欲しいと考えます。

これは人間関係でも趣味でも同じ事が言えて、コロナ禍の限られた状況だからこそ、様々な事に手を出してリスク分散という意味で依存先を分散して欲しいと思います。


以上、この週末で「緊急事態宣言」や「路上飲み」のニュースの後に、平然と旅や街ブラやドラマ撮影特集、酒のCM映像が流れているテレビを見ながら「???」と色々と思ってしまった事を書いた次第です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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