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しゃべりかけると時刻を教えてくれるロボット

アドベンチャーとかサバイバル,あるいは漂流物語なんかが好きで,よく読んだり観たりします.大自然のなかに,文明の機器をほとんど持たずに放り出されて,その中を孤独に生き抜くというやつです.

それを観ると,人間ってずいぶん動物としては貧弱な生き物だなと実感します.生きるのに,使うところがほとんど頭脳しか無いんですよね.思考力とか心のコントロールが,生死のほぼすべてを支配しているんです.

先日も,無人島になにも持たずに一人で放り出された物語を観ました.そこで主人公は,ボールに目玉を2つ書き込んで,友達として会話していました.それでずいぶん心の平穏を得ていたのです.ボールが返事をしてくれないので,怒ったりして,第3者からみたら滑稽なのですが,笑えませんでした.

なにか会話してくれるロボットがいたら,もっと楽しかったのかな?いや,何もしゃべらないボールだからこそ,自分(主人公)自身のなかの心の声がよく聞こえたのかな?とかいろいろ考えました.

人間と区別つかないくらいに会話が成り立つ相手なら,それは知能を持っているとみなすという考え方があるそうです.AIで実現しそうな気もするのですが,まだ「実現した」「いやしていない」の議論が続いているそうです.

原始的な会話のひとつのかたちとしては,こちらが話しかけたら,それに返答することが考えられますね.赤ちゃんにお母さんが話しかけたら「ばー」とか声で返してくれるあれです.あかちゃんなら,「ばー」と返答してくれただけでうれしいのですが,ロボットが「ばー」しか言えないのでは,かわいくともなんとも無い.

せめて声をかけると,いつも違う答えが帰ってくるようにしようと思い,その時の時刻を教えてくれるプログラムをつくってみました.単純極まりない人工無能ですが,最初の数十秒くらいは楽しめました.

https://github.com/HondaLab/textbook/blob/master/datetime_speak_2a.py

最後までお読みいただきありがとうございました.

先の投稿では,2日で4つも「スキ」がついて驚きました.ありがとうございました.また調子に乗って書くかもしれないのでよろしくお願いいたします.



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