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射心伝唇~イシンデンシン依頼主の声~ まとめ

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自作小説『射心伝唇~イシンデンシン依頼主の声~』をまとめたものです。
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記事一覧

射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第18話(最終話)

その後、カフェで待っていると葵陽から電話が来て到着したので駅の交差点まで来てくれと返答し…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第17話

全ての取材が終わり葵陽とツジリがそれぞれ原稿や画像のチェックを行ない、それを担当者に手渡…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第16話

三日後、朝礼後のミーティングが終わり深見が葵陽に次の依頼主の取材が決まったのでツジリと一…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第15話

「ツジリ、一旦離れろ」 「もう一度、一緒になりたいったら考えてくれる?」 「お前らしくない…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第14話

二週間後、仲江の家に行き二階の部屋に案内されて中に入ると、ツジリが先に彼女に取材をしてそ…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第13話

翌日小雨が降った後の薄い膜が貼ったような靄が立ち込める中、銀座八丁目にあるオステリア・パ…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第12話

「そうなると、今回の企画の趣旨から方向が違う形になります。どうされますか?」 「あの実は折り入って相談がありまして……実は私、再婚が決まったんです。相手の方が娘とは一緒に暮らせないと言ってきたので、なのでこの機にここの家も引き払うことにしたんです」 「障がい者だから、一緒に暮らすのは難しいと?」 「そういう事です。以前彼と一緒に合わせた時に娘が大泣きしてしまって、私のお父さんは一人しかいないって喚き出したんです」 「旦那さんはいないのですか?」 「十年前に他界しました。それき

射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第11話

翌週、葵陽は深見に企画に使う写真をいくつか閲覧してもらい、ツジリとも取材したレコーダーを…

桑鶴七緒
10か月前

射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第10話

葵陽は相談所で紹介された女性と会うことを決め、カウンセラーに日程を聞いた後その週の土曜日…

桑鶴七緒
10か月前

射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第9話

数日後川口の宮原の家族の所へ行き、ツジリがインタビューをしている合間に葵陽は撮影の機材を…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第8話

一週間後、深見から三件目の依頼主と連絡が取れたので葵陽はツジリと車で埼玉の川口へ向かい、…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第7話

ニ人の会話はいつになく途切れない。彼女は後悔する生き方をするなんてもったいないと常に考え…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第6話

数日後、出水から連絡がきて自分の両親から取材の承諾をもらうことができたと伝えてきた。 葵…

桑鶴七緒
10か月前
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射心伝唇〜イシンデンシン 依頼主の声〜 第5話

「矢貫さま、お待ちしておりました」 公休の日を使い、葵陽は相談所に来てカウンセラーから指名された条件の満たしている数名の女性とのプロフィールを閲覧して、そのうちの一人に会うことを決めた。 「八十パーセントですか。この確率って割合的にどうなんですか?」 「そうですね、個人差もありますがお互いの条件が適合すればお付き合いするという方も多いですよ」 「これで七度目ですよね。僕が出してくる条件の理想が高いせいか、なかなか満たさない方も多かったですし……」 「過去の事はお気になさら