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〈学会誌〉新しいアルミニウム合金

こんにちは。
表面技術2022年8月号にアルミニウム合金開発の特集が載っていたのでマインドマップと思ったことを書いておきたいと思います。

タイトルは『軽量自動車部品用アルミニウム合金の開発』で、著者は㈱UACJの箕田さんという方です。
※軽自動車向けっぽいタイトルですが、自動車部品の軽量化という意味のようです。

マインドマップ

ポイント

  • 自動車向けに高強度な新アルミニウム合金を開発

  • 5000系6000系にスカンジウムを添加することで結晶構造が変化して強度アップする

  • 自動車部品に適用すると最大44.5%の軽量化になる可能性

思ったこと

アルミニウム合金の勉強にはなりました。

プロジェクトの目的としては、高強度と高靭性を両立したいというのがありそうですが、従来材料がどうだったのか分からないので、業界外の人間から見ると良くなっているのかどうか、いまいち分かりにくい内容でした。

スカンジウムがアルミの再結晶化を抑制することが分かりましたが、マンガンやクロム等との違いやスカンジウム添加材の作りやすさなどは、検証中のような雰囲気でした。

業界内に入れば、添加剤別の細かい機能が理解できるかもしれませんが、まぁ、それはその時でいいかなと思いました。

今日は以上です。

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