スプレッドシートの使い方と市場データ取得先のメモ
スプレッドシートを手動で表を作る以外で初めて使ったので、かなり初歩的なことですがメモしておきたいと思います。
アメリカの利上げとともに債券価格は下がってきてますね。
アメリカの債券ETFは小額から買えるし、分配金利回りも良くて安定しているイメージがあったので2月くらいからちょこちょこ買っていました。
(将来の不労所得のためにと思って…)
しかし、3月からの急な円安とアメリカの金利引き上げで債券価格が下がっているのを見て、円換算の分配金利回りが下がってきたような気がしたので、最近は買うのを控えています。
今後も金利が上がることを考えると、債券の下落トレンドは今後も続くと思うので、今は現金を貯めていこうと思っています。
考えたこと
アメリカの金利が上昇すると円安になるという傾向はよく耳にします。
一方、債券価格は金利上昇に合わせて下落すると聞きます。
ということは、「両方の効果が打ち消されるので円換算だとそこまで下落トレンドではない?」と思いました。
そこで、たまには積極的にデータを集めに行こうと思ったので、スプレッドシートを使って、ここ1年の円換算の債券価格推移を調べてみました。
グラフを作る
まず、米10年債のデータですが、以下のサイトから見つけました。
市場データなんて検索したらすぐ出るだろう、と油断しつつも不安になりながら検索したらホントにすぐ出てきて驚きました。
無料だし良い時代だなぁと思います。
まぁ、メモするほどでもないんでしょうが、個人的には初めてやったので手順をメモっておきたいと思います。
①上記サイトから、ドル円、米10年債の過去データをDL
②ドル円、米10年債の過去データを1つのシートに貼り付け
③一方しかないデータを省く
countif()を使って日付の重複数を調べています。
④重複がない(重複数が1以下)のデータを除去した表を作成する
query()を使って表を作成しました。
⑤推移をグラフにする
ということで、上手のようなグラフができました。
メモしたかったのは、重複データを知る方法と除去した表を作る方法です。
こういうのは、みんなできる分、地味に例がないので、振り返り用にメモしておきたいと思います。
下記は参考にしたサイトです。
分かったこと
グラフからわかるのは、円換算もドル表示とほとんど同じ動きをするということです。
つまり、円安トレンドと債券価格の下落トレンドは打ち消されていないということですね。
元データから日々の変化の大きさをみると、為替レートに対して債券価格のほうが変化率が大きいので、このような結果になったと思われます。
単純に毎日の変動率の平均をとると、
・為替レート:0.06%
・米10年債:0.22%
なので、円換算とかあまりに気にせず、安くなったところを買えばいいということでしょうか。
ただ、今回はアメリカの金利で債券価格も円安も動いているので、このよううな状況かもしれませんが、別の要因も入ってきてそれぞれが独立して動くようなら、改めて相関性は見ていかないといけないかもしれません。
債券ETFの円換算
実際には直接債券ではなくてETFを買うので、米国長期債ETFのBLVのドル表示と円換算で比べてみました。
これをみると、円換算かどうかでピークの位置がずれていますね。
円の推移だけ見ると、この時期にそこまでの変化はないんですが…
計算ミスかと思いましたが、波形の細かい動きをみるとそういうわけでもなさそうです。
債券価格に対して基準価格が大きいので、僅か為替変化に敏感なのかもしれません。
そういう意味では、最終的に円で売買するなら円換算で見ておいたほうが良さそうですね。
終わり
今回は市場データを引っ張ってきてスプレッドシートでグラフを作ってみました。
大したことはやっていないのに、初めての作業のためか、時間がかかりました。
今回は1年分の米債券とBLVのデータで練習しましたが、もっと色々な分析を試してみたいと思いました。
以上です。
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