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カルディにあったベルギー発泡酒は優しくて影の薄い奴だった。 1000BeerChallenge(214/1000)

■ベルギーの発泡酒

発泡酒というと、ビールの基準を満たしていない、ビールの偽物みたいな扱われ方をしているお酒です。とはいえ、実はそうとも限りません。日本の法律的にビールで使って良いとされている原料や分量が決まっているので、それから外れたものが、発泡酒とされるものだそうです。
そのため、きちんとビールとして美味しい原料や作り方をしているものでも、さらに味わいを追加するために何かプラスすると、それは発泡酒になったりします。
その代表的なものがベルギーのホワイトビールでしょう。ベルジャンホワイトと呼ばれます。ヒューガルデンなどがあります。ビールとしてきちんとしているものの、日本の法律ではビールに使われるとはされていないコリアンダーを混ぜたりしているので、発泡酒扱いになります。
そう、発泡酒にもいろいろあるのです。

しかし、このEUROHOPはベルギー産のようですが、いわゆる偽ビールの方の発泡酒です。なんの説明だったんでしょう、この段落。逆に混乱させてしまったような気もします。


■輸入屋さんカルディならではの正体不明さ

カルディはもともと輸入食品屋さんというイメージのお店です。ビールも何種類かあるのですが、ラベルに輸入元しか書いていない、どこで誰がつくっているのかよくわからない正体不明のビールもあります。
白濁なんかもそうですね。

このEUROHOPも、どこでつくっているのかはよくわかりません。
ベルギーでつくっているらしいけれど、缶に直接日本語が印刷されていたりして、輸出用って感じです。怪しいっちゃ怪しい。


■[beer214] EUROHOP

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■ビール情報

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名称:EUROHOP
メーカー:不明
産地:ベルギー
タイプ:発泡酒
アルコール度数:5%
価格:100円くらい。
入手場所:カルディ


■味わいメモ

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外観:淡い麦わら色。
アロマ:麦っぽさ。ホップっぽさ。野菜を蒸したような香り。甘い雰囲気。
味わい:熟成香。麦っぽい甘さ。ホップの苦味。野菜を蒸したような香り。粉っぽさ。
ボディ:ライトボディ。

色は薄め。安い発泡酒だなという感じです。
香りもあまりありませんが、癖もない印象です。スーパーや酒屋さんのプラーベートブランドの発泡酒って、酒っぽかったり、不思議な香りがしたりするのですが、そういう変な感じは受けません。

味わいも軽めです。アメリカンラガーの弱まったような甘さがあります。熟成香なのか、コーンスターチとかそういうの由来なのか。そして野菜を蒸した湯気のような雰囲気。これも安い発泡酒によくある気がする味です。でも、後味でちょっと麦っぽさが出てきます。粉っぽい印象もあるのですが、それは米なのかなあ。
後味にスピリッツって感じの雑味や酒感がないので、軽いなーって印象のまま飲み終えられます。この軽さが、むしろこの価格の発泡酒としては優秀という感じです。

好き度:★



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ビール代になります。