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サッポロの変化球シリーズ。ビール飲まない人向けなのかなっていうやつ。 1000BeerChallenge(41-42/1000)

■ビールはもっと自由になれる

そんなキャッチコピーらしいシリーズです。つくってるのはサッポロ。普段あまりビールを飲まない人に向けた商品なのか。
どのような企画や意図で製品化に至ったのか知りたいところではありますが、まずは飲んでみないと。


■[beer041] GOURMET BEER

1本目はGOURMET BEER。ビールに塩胡椒とライムを加えてつくられたらしい。
塩とライムを足すなんてテキーラか何かみたい。テキーラの場合は飲みやすくするための方法のような気がしますが、ビールもそうした方が飲みやすいんでしょうか。

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缶のデザインが独特。ぱっと見では名前がわかりません。グルメビアっていう商品名でいいのかな。salt and pepperの部分は説明だろうし。さらにアルファベットを読もうとしたらローマ字表記の日本語という80年代みたいな不思議なセンスの箇所もあったりして、結局コンセプトはなんなんだい? と軽い混乱に襲われます。
しかしそれが狙いかもしれません。油断できない。


■ビール情報

名称:GOURMET BEER
メーカー:サッポロ
産地:日本
タイプ:不明
アルコール度数:5%
価格:300円くらい
入手場所:ビックカメラ

原料に塩胡椒やライムペールを入れてもビールって分類になるんでしょうか。でもビールって書いてあるしなあ。


■味わいメモ

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外観:明るい金色。
アロマ:ライム。甘めの麦とホップ。熟成香。
味わい:熟成香。ホップの苦味。ライムの酸味。渋み。
ボディ:ライトボディ

飲んでみたら意外と普通。ライムの味は感じるけれど、コロナビールにライムを入れて飲んでいるようなもので、あまり新鮮さは感じられません。コロナよりもさらに軽い印象かな。
塩胡椒はよくわかりません。熟成香と苦味、ライムの酸味と渋み、全体的に軽いのでバランスは取れている気はします。


好き度:★★

思いの外インパクトがなくて肩透かし。君はどこから迷い込んできたんだい?


■第2弾はグレープフルーツ

続いて2本目。

NIGA
MINO
CHIGAIGA
WAKARUKANA

って缶に書いてある。
やっぱり80年代の原宿あたりで売ってたローマ字でなんか書いてある雑貨とか服とかを思い出してし
まいます。そのへんの世代の人がつくったビールなんだろうか。GOURMET BEERは塩胡椒とライムという軸がよくわからない方向性でしたが、このBEER CELLOはグレープフルーツとオレンジだそうで。コンセプトはわかりやすくなっています。
柑橘系の果物を原料に使ったビールはときどき見ますし、意外と普通なのかもしれません。


■[beer042] BEER CELLO

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麦芽とホップというスタンダードな原材料の他、グレープフルーツとオレンジピールをつかっているとのこと。
ラベルは大航海時代の船をモチーフにしているんだそうです。うーん、わからん。


■ビール情報

名称:BEER CELLO
メーカー:サッポロ
産地:日本
タイプ:不明
アルコール度数:5%
価格:300円くらい
入手場所:ビックカメラ


■味わいメモ

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外観:淡い麦わら色。
アロマ:柑橘系の香り。ホップ。全体的に弱め。
味わい:グレープフルーツの酸味。ホップの華やかさと苦味。渋み。
ボディ:ライトボディ

柑橘系のアレンジだけれど、香りはやや弱め。
口当たりはグレープフルーツの酸味で、ややインパクトあり。意外と甘さも感じて、ホップのフローラル感や苦味や渋みや、いろいろ一緒にくる感覚。でもパヤパヤ賑やかな感じでもなく、全体的には薄めの印象です。後味はまたグレープフルーツ。


好き度:★★

BREWDOGのELVIS JUICEを薄めたようなイメージかな。パナシェが好きな人とかはどういう感想を持つんでしょうか。

■ビールなのかカクテルなのか

不思議不思議。
ビール感があまりないし、そんなにビール飲まない人に気楽にごくごく飲んで欲しいっていうコンセプトのシリーズなのかもしれません。
それにしてはキャッチコピーが「ビールの楽しさを広げる」ってなってるので、もともとビールが好きな層に届いちゃってるから問題があるのかもしれません。
面白いは面白いんだけどなあ。ふらふらしてるんだよなあ。



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ビール代になります。